ウクライナから初の本格輸入へ、双日が食用大豆

双日はウクライナ産の食用大豆の輸 入を今年から開始する。現地や米国の穀物企業と提携し、まずは数百ト ン規模で調達する。ウクライナから日本に食用大豆が本格的に輸入され るのは初めて。みそや納豆、豆腐の原料として使われる非遺伝子組み換 え大豆は主に北米に依存しており、新たな調達先を確保する。

輸入するのは双日の完全子会社、双日食料(東京都港区)。同社食 料原料第一部の小林福太郎副部長によると、穀物の集荷・販売を手掛け る米ソイコ社(ミネソタ州)が大豆の種子をウクライナに持ち込み、現 地の穀物企業グレイン・アライアンス(キエフ市)が農家に栽培を委託 する。生産した大豆はソイコと双日食料が引き取る。2010年から現地で 試験栽培を実施しており、今秋には3000トンの収穫を見込む。

日本では食用大豆に非遺伝子組み換え大豆が使われている。一方、 世界的に生産の主流は遺伝子組み換え大豆。飼料用や食用油に使われ る。米農務省(USDA)によると12年の米国の大豆生産のうち93%は 遺伝子組み換え大豆が占めた。副食として大豆製品が欠かせない日本に とっては非遺伝子組み換え大豆の安定調達が課題となっている。

小林副部長は「毎年順調に北米で非遺伝子組み換え大豆が確保でき るかというと答えはノー。もっと産地を分散しなければならない」と語 る。ウクライナで生産する大豆は糖質が高めで、味噌や納豆の原料とし て今年は試験的に日本の食品メーカーに販売する。需要動向も勘案しな がら、2-3年で5000トン程度まで調達量を引き上げたい考えだ。

農林水産省によると、11年度の国内の食用大豆の需要量は95万ト ン。そのうち8割弱に当たる約74万トンを輸入した。米国とカナダで輸 入量の9割以上を占める。

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