米国株:ダウ平均3日連続の最高値更新-失業保険申請が減少

米株式相場は続伸し、ダウ工業株30 種平均は3日続けて過去最高値を更新した。新規失業保険申請件数が6 週間ぶり低水準となり、労働市場の一段の改善が示されたことが手掛か り。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)をはじめ金融株が高い。ボーイ ングも上昇した。光ファイバーネットワーク機器製造のシエナとJDS ユニフェーズは大幅高。シエナの決算では利益が予想を上回った。

S&P500種株価指数は前日比0.2%高の1544.26と、2007年10月31 日以来の高値。ダウ工業株30種平均は33.25ドル(0.2%)上げ て14329.49ドル。

キャボット・マネー・マネジメント(ボストン)の最高投資責任者 (CIO)、ロバート・ラッツ氏は「労働市場を下支えする要素が見ら れ、ようやく回復しつつある住宅や建設の分野が特に影響している」と し、「休眠状態にある経済分野の一部で多少健全さが戻り始めており、 量的緩和と低金利がようやく効果を示しつつあるといえる。もちろん、 株式市場もその効果を表している」と続けた。

米労働省によると2日に終了した週の新規失業保険申請件数(季節 調整済み)は、前週比7000件減の34万件。1月19日に終了した週以来の 低水準だった。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト予想 の中央値は35万5000件への増加だった。より変動の少ない4週移動平均 は5年ぶり低水準。8日発表される2月の雇用統計では非農業部門雇用 者数は16万5000人増が見込まれている。

貿易赤字

一方、米商務省が発表した1月の貿易収支統計によると、貿易赤字 (国際収支ベース、季節調整済み)は444億ドルと、前月の381億ドルか ら拡大した。

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は、ユーロ圏経済が年内に緩 やかに回復するとの見通しを堅持した。ECBはこの日、ユーロ圏の今 年の成長率を下方修正。14年のインフレ率見通しも下向きに修正した。

116年の歴史を持つダウ平均は前日も過去最高値を更新していた。 民間部門の雇用者数が市場予想を上回る伸びとなったほか、米連邦準備 制度理事会(FRB)が公表した地区連銀経済報告(ベージュブック) で経済の成長が示されたことが手掛かり。

予想を上回る企業決算や量的緩和策を背景に、S&P500種は09年 に付けた12年ぶり安値から128%上昇している。

金融が高い

S&P500種の業種別10指数では金融株が0.7%高と最大の上げ。 KBW銀行指数は1.2%上昇し、10年5月以来の高水準となった。構成 する24銘柄中23銘柄が上げた。BOAは2.9%高の12.26ドル。

この日は経済成長と関連性の強い銘柄が買われ、素材やエネルギ ー、産業株が上げた。

シエナは17%高の17.53ドル。同社の第1四半期(12年11月-13年 1月)決算は1株当たりの純損益が12セントの黒字となった。アナリス ト予想の平均は14セントの赤字だった。同社と競合するJDSユニフェ ーズは7.6%上げて15.23ドル。

原題:Dow Average Rises to Another Record as Jobless Claims Decline(抜粋)

--取材協力:Namitha Jagadeesh.

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