3月7日の米国マーケットサマリー:ダウ連日の高値更新、ドル95円

ニューヨークの為替・株式・債 券・商品相場は次の通り。(表はNY午後4時現在)

為替         スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル        1.3103   1.2967
ドル/円             94.89    94.07
ユーロ/円          124.33   121.98


株                 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率
ダウ工業株30種       14,329.49     +33.25     +.2%
S&P500種           1,544.26      +2.80     +.2%
ナスダック総合指数    3,232.09      +9.72     +.3%


債券          直近利回り 前営業日比
米国債2年物      .25%        +.00
米国債10年物     1.99%       +.05
米国債30年物     3.20%       +.05


商品 (中心限月)                     終値   前営業日比 変化率
COMEX金     (ドル/オンス)  1,575.10     +.20     +.01%
原油先物         (ドル/バレル)   91.55     +1.12    +1.24%

◎NY外国為替市場

ニューヨーク外国為替市場ではユーロが対ドルで8週間ぶりの大幅 高となった。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が今年のユーロ圏経 済は安定するとデータが示していると発言したため、ユーロ買いが膨ら んだ。

円は対ドルで2009年8月以来の安値に下落した。この日は日本銀行 の白川方明総裁にとって最後の金融政策決定会合となり、同氏の後任は 緩和政策を拡大するとみられている。ユーロは対円で続伸。ECBの利 下げ見送りや、スペイン国債入札での借り入れコスト低下がユーロ買い を誘った。ドルは主要通貨の大部分に対して下落した。8日発表の2月 の雇用統計では雇用者増が予想されている。

シティグループのG10(主要10カ国)通貨戦略責任者を務めるステ ィーブン・イングランダー氏(ニューヨーク在勤)は電話インタビュー で、スペイン債利回りの低下について、「欧州情勢に対する信頼が若干 高まっていることを示している」と指摘。「ドラギECB総裁は記者会 見で質疑にうまく対応し、ユーロ押し上げにつながったようだ」と述べ た。

ニューヨーク時間午後3時57分現在、ユーロはドルに対して前日 比1.1%高の1ユーロ=1.3105ドル。一時は1.2%上昇し、1月10日以来 の大幅高となった。対円では1.9%高の1ユーロ=124円33銭。円は対ド ルで0.8%下げて1ドル=94円86銭。一時は95円台に下げ、2009年8 月18日以来の円安・ドル高水準を付けた。

◎米国株式市場

米株式相場は続伸し、ダウ工業株30種平均は3日続けて過去最高値 を更新した。新規失業保険申請件数が6週間ぶり低水準となり、労働市 場の一段の改善が示されたことが手掛かり。

ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種株価指 数は前日比0.2%高の1544.26。ダウ工業株30種平均は33.25ドル (0.2%)上げて14329.49ドル。

キャボット・マネー・マネジメント(ボストン)の最高投資責任者 (CIO)、ロバート・ラッツ氏は「労働市場を下支えする要素が見ら れ、ようやく回復しつつある住宅や建設の分野が特に影響している」と し、「休眠状態にある経済分野の一部で多少健全さが戻り始めており、 量的緩和と低金利がようやく効果を示しつつあるといえる。もちろん、 株式市場もその効果を表している」と続けた。

米労働省によると2日に終了した週の新規失業保険申請件数(季節 調整済み)は、前週比7000件減の34万件。1月19日に終了した週以来の 低水準だった。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト予想 の中央値は35万5000件への増加だった。より変動の少ない4週移動平均 は5年ぶり低水準。8日発表される2月の雇用統計では非農業部門雇用 者数は16万5000人増が見込まれている。

◎米国債市場

7日の米国債は4日続落。朝方発表された新規失業保険申請件数が 予想外に減少し6週間ぶり低水準となったことを受けて、米国債よりも 利回りの高い資産への投資意欲が高まった。

10年債利回りは1カ月ぶりの大幅上昇。8日発表される米雇用統計 では16万5000人の雇用増が見込まれている。先月は15万7000人増加し た。財務省は来週、660億ドル相当の国債入札を実施すると発表した。

ナビゲート・アドバイザーズ(コネティカット州スタンフォード) のマネジングディレクター、トーマス・ディガロマ氏は「雇用統計が労 働市場の明確な力強さを示すと投資家はみている」と話し、「来週は入 札もある。こうした要素すべてが国債市場に売り圧力をかけている」と 続けた。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによると、ニューヨーク時間 午後3時16分現在、10年債利回りは前日比6ベーシスポイント(bp、 1bp=0.01%)上昇の1.99%と、2月5日以来で最大の上げ。水準は 2月25日以来の最高だった。同年債(表面利率2%、2023年2月償還) 価格は1/2下げて100 2/32。

◎NY金先物市場

NY金は小幅高。ECBが緩和を継続するとの見通しが買いを誘っ た。

ドルが対ユーロで下落したことも代替投資の金買いにつながった。 ECBのドラギ総裁は金融政策が必要な限り緩和的にとどまると述べ た。

金先物4月限は前日比20セント高の1オンス=1575.10ドルで終 了。

◎NY原油先物市場

NY原油は反発。失業保険統計受け景気への楽観が高まった。

ドルが対ユーロで下落したこともドル建て資産の買いにつながっ た。8日発表の雇用統計では雇用者数の増加が予想されている。

原油先物4月限は前日比1.13ドル(1.25%)高の1バレル=91.56 ドルで終了。

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