スペイン10年債が7日続伸-入札結果とECB総裁発言を好感

7日の欧州債市場では、スペイン10 年債が7営業日続伸。この日の国債入札で同国の借り入れコストが前回 に比べ下がったほか、ユーロ圏経済の安定化をデータが示唆していると 欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が述べたことが手掛かり。

スペイン入札での発行額は目標を上回り、既発の10年債利回りは約 1年ぶり低水準に近づいた。ドラギ総裁の発言を受けて安全資産需要は 減退し、ドイツを中心にいわゆる中核国の国債が売られた。ポルトガル 5年債の利回りは約2年ぶり低水準。同国の格付け見通し(アウトルッ ク)をスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が引き上げた。

ラボバンク・インターナショナルの債券ストラテジスト、リン・グ レアムテーラー氏(ロンドン在勤)は「緩和的な姿勢を維持しつつも、 ドラギ総裁の論調は全体的にかなり前向きだった。市場はこれに反応し ている」と語った。

ロンドン時間午後4時44分現在、スペイン10年債利回りは前日比11 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の4.90%。1月11日に は4.84%と、2012年3月1日以来の低水準を付けた。同国債(表面利 率5.4%、2023年1月償還)価格はこの日、0.865上げ103.875。

ドラギ総裁は金融政策発表後の記者会見で、ユーロ圏の経済活動は 年内に「段階的に回復するだろう」と言明。インフレリスクについては おおむね均衡しているとの認識を示した。ECBはこの日、政策金利を 過去最低の0.75%で据え置いた。

ドイツ10年債利回りは4bp上昇し1.49%。先月26日以来の高水準 となる1.51%に達する場面もあった。2年債利回りは5bp上げ て0.085%。

ポルトガル5年債利回りは15bp低下の4.68%。2010年12月以来の 低水準となる4.65%まで下げる場面もあった。10年債利回りは22bp低 下の5.93%と、1月24日以来の低さ。

英国債

英国債相場は下落。イングランド銀行(英中央銀行)はこの日の金 融政策委員会(MPC)で、量的緩和策である資産買い取りプログラム の規模を3750億ポンドで維持した。

ブルームバーグがエコノミスト39人を対象に実施した調査では、10 人が250億-500億ポンドの拡大を見込んでいた。MPCは政策金利を過 去最低の0.5%に据え置いた。

英10年債利回りは前日比6bp上昇の2.02%。同国債(表面利 率1.75%、2022年9月償還)価格は0.53下げ97.71となった。

原題:Spanish Bonds Rise for Seventh Day After Debt Sale; Bunds Drop(抜粋) 原題:Pound Rises Versus Dollar as BOE Refrains From Boosting Stimulus(抜粋)

--取材協力:Joao Lima、Angeline Benoit.

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