国連安保理:北朝鮮制裁決議を全会一致で採択-外交官など対象

国連安全保障理事会は7日、核実験 を2月12日に強行した北朝鮮に対する制裁を強化する決議を全会一致で 採択した。北朝鮮はこれに先立ち、米国を含む「侵略者」に対して核の 先制攻撃を行うと警告した。

安保理議長国であるロシアのチュルキン国連大使は、「われわれの 警告は聞き入れられなかった」とした上で、「今や選択肢は北朝鮮にあ る」と指摘。さらに「他の利害関係者は責任ある行動をすべきだ」と述 べた。決議案は米国と中国が作成した。

今回採択された追加制裁は、北朝鮮外交官による「不法行為」や同 国民による多額の送金のほか、北朝鮮の弾道ミサイルや核兵器開発計画 につながる現金や物資を提供する銀行や企業が対象となる。

米国のライス国連大使は、北朝鮮が再び核実験を強行すれば、安保 理は「さらに重大な措置を講じる」と述べた。

北朝鮮外務省は7日、朝鮮中央通信(KCNA)を通じて発表した 声明文で、「侵略者のとりでを破壊し、わが国の至高の利益を守るた め、核の先制攻撃を行う権利を行使する」と表明。国連が「新たに大き な失敗を犯さないよう」警告した。

ホワイトハウスのカーニー報道官は同日、米国は北朝鮮によるいか なる脅威にも「完全に対応できる」とし、北朝鮮は「脅迫や挑発によっ て何もなし得ない」と強調した。

中国の李保東国連大使は採択後に、北朝鮮の核の脅威を取り除くの は「長い道のりになる」と指摘。国際社会にとって最優先課題は緊張を 和らげ、「熱を冷まし」、北朝鮮の核兵器開発計画に対する外交的解決 に注力することだと述べた。

原題:UN Security Council Unanimously Approves Sanctions on N. Korea(抜粋)

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