海外勢5カ月連続買い越し、個人は7カ月売りに-2月日本株

2月(2月4日-3月1日)の日本 株市場で、海外投資家は5カ月連続で買い越したことが東京証券取引所 の公表データで分かった。円安基調が一服したことなどから買越額は縮 小したものの、日本銀行の大胆な金融緩和策や企業収益改善などへの期 待感は継続した。

東証が7日に発表した2月の投資部門別売買動向によると、東京、 大阪、名古屋3市場の1・2部合計で、海外投資家は差し引き8543億円 買い越した。買越額は前月の1兆2379億円から縮小し、3カ月ぶりに1 兆円を下回った。

一方、個人は小幅ながら7カ月連続の売り越し。ただ、売越額 は110億円と前月の1746億円から縮小した。そのほか、投資信託は918億 円、生保・損保は993億円、年金資金の動向などを反映する信託銀行 は5619億円のそれぞれ売り越しで、信託銀の売り越しは4カ月連続。2 月月間の日経平均株価のパフォーマンスは、前月に比べ3.8%高の1 万1559円と7カ月連続の上昇。

SBI証券投資調査部の鈴木英之部長は、「新体制での日本銀行の 追加緩和策などのイベントを控えており、海外勢の買い越し基調は当面 続く」とみている。ただ、為替の円安基調も減速しているほか、利益確 定の売りも出ることから「買越額は徐々に縮小するかもしれない」と話 していた。

海外勢週間は16週連続買い

東証が同時に発表した2月第4週(2月25日-3月1日)の売買動 向では、海外投資家は16週連続で買い越した。買越額は2958億円と、前 週の2250億円からおよそ3割拡大。一方、個人は2週連続の売り越し で、売越額は1573億円と前週の634億円から増えた。また、投資信託 は11週連続(売越額361億円)、信託銀行は19週連続(同616億円)のそ れぞれ売り越し。

第4週の日経平均は前週末比1.9%高の1万1606円38銭と3週続 伸。米国の良好な経済指標に加え、日本の環太平洋経済連携協定 (TPP)への参加や日本銀行の追加緩和への期待が重なり、不動産や 倉庫・運輸、海運、証券など幅広い業種が上昇した。

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