PIMCO、アジア初のインフレ連動ファンド投入を計画

世界最大の債券ファンドを運用する 米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)は、 アジアのインフレに備えた同地域初のファンドを準備している。

日本を除くアジア地域のウェルス・マネジメント・グループ責任 者、マイケル・トンプソン氏は、同ファンドはシンガポールと香港の消 費者物価上昇率の平均よりも2-3ポイント高いリターン(投資収益) を目指すと語った。PIMCOはアジア通貨建てソブリン債ファンドも 準備しており、両ファンドともに4-6月(第2四半期)に運用を開始 する計画だという。

米調査会社モーニングスターによると、インフレにリンクしたファ ンドの資産は昨年末時点で全世界で1808億ドル(約17兆円)に膨らんで いるが、こうした商品はアジアにはないという。

トンプソン氏は7日、シンガポールのPIMCOのオフィスでのイ ンタビューで、「アジア地域のインフレ率は先進諸国を上回っており、 今後もこの状態が続く公算が大きい」と述べた上で、「投資家にとって の問題は、容易に取引できる規模の大きいインフレ連動債のファンドが ないことだ。当社はこの数カ月、リターンを生むポートフォリオを構築 するために複数の資産をどう活用できるかという点について多くの作業 を行った」と語った。

同氏によると、ファンドの保有資産にはブラジルやメキシコのイン フレ連動債や金、不動産投資信託(REIT)証券などの不動産も含ま れる可能性があり、投資対象はアジアに限定されない見込みという。

この1年の消費者物価上昇率はシンガポールで平均4.5%、香港で は3.8%となっている。

原題:Pimco Plans Asia’s First Inflation-Protected Fund as Costs Rise(抜粋)

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