チャベス氏死去後のベネズエラ、大型埋蔵油田開発が課題

ベネズエラの故チャベス大統領の後 継者には油田開発の復活が課題になる。チャベス氏が投資を制限し米掘 削業者を追放したことで、過去約10年間に産油量は13%減少した。

チャベス氏が1年9カ月間、がんと闘病した間、ベネズエラのイン フラ整備も停滞した。重質原油を埋蔵するオリノコ油田では2330億ドル (約22兆円)規模の油田、パイプライン、精製施設の建設が予定より遅 れている。米地質調査所の調査によると、原油埋蔵量はサウジアラビア をしのぐ可能性がある。

オリノコ油田の産油量は昨年末時点で日量19万5000バレルに達する 予定だった。ベネズエラ石油評議会と、国営ベネズエラ石油( PDVSA)が業務提携しているロシア、アジア、欧州、米国の石油各 社が提供したデータによると、生産は日量約6000バレルにとどまり、 PDVSAにとって1日当たり推計約1900万ドルの収入が失われてい る。

独立系石油アナリスト、トーマス・オドネル氏は4日の電子メール で「パイプラインの不足で計画通りになっていない。ベネズエラの政治 的な危機がもたらした実質的な問題は、何事も進まなかったことだ。 PDVSAはチャベス氏に振り回されていた」と述べた。

ベネズエラは南米最大の原油輸出国だが、2011年の産油量はチャベ ス氏が大統領に就任した1999年比で13%減の日量270万バレル。英BP の世界エネルギー報告によると、同期間中に確認埋蔵量は約4倍に膨ら んだ。ベネズエラの潜在埋蔵量は2965億バレルで世界最大。

原題:Chavez Oil Decline Leaves Prospects for World’s Top Reserves (2)(抜粋)

--取材協力:Rakteem Katakey、Aibing Guo、Nguyen Dieu Tu Uyen、Robin Saponar、Mike Lee.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE