3月6日の米国マーケットサマリー:ダウ平均、連日の最高値更新

ニューヨークの為替・株式・債 券・商品相場は次の通り。(表はNY午後4時現在)

為替         スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル        1.2991   1.3052
ドル/円             94.08    93.29
ユーロ/円          122.21   121.76


株                 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率
ダウ工業株30種       14,296.24     +42.47     +.3%
S&P500種           1,541.46      +1.67     +.1%
ナスダック総合指数    3,222.37      -1.77     -.1%


債券          直近利回り 前営業日比
米国債2年物      .25%        +.01
米国債10年物     1.94%       +.04
米国債30年物     3.16%       +.05


商品 (中心限月)                     終値   前営業日比 変化率
COMEX金     (ドル/オンス)  1,574.90    +0.00    +0.00%
原油先物         (ドル/バレル)   90.43      -.39     -.43%

◎NY外国為替市場

ニューヨーク外国為替市場では円が対ドルで下落。2010年5月以来 の安値近辺で推移した。2月の米民間雇用者数が予想を上回る伸びを示 したため、安全資産としての円の需要が弱まった。

ユーロは対ドルで3日ぶりに下落。ユーロ圏の輸出が昨年10-12月 期に減少したことが背景にある。カナダ銀行(中央銀行)が近いうちに 利上げを実施する考えがないことを示唆しため、カナダ・ドルは軟化し た。欧州中央銀行(ECB)と日本銀行は7日、それぞれ政策決定につ いて発表する。

ファロス・トレーディング(コネティカット州スタンフォード)の 調査責任者、ダン・ドロー氏は電話インタビューで、ADPリサーチ・ インスティテュートが発表した民間雇用者数について、「ドルの対円相 場に好材料となったのは間違いない」と指摘。「日英米欧の中で米国の 経済指標は継続的に底堅く、ポンドやユーロ、円に対してドルの支援材 料となっている」と述べた。

ニューヨーク時間午後1時37分現在、円は対ドルで前日比0.7%下 げて1ドル=93円92銭。対ユーロでは0.2%高の1ユーロ=121円98銭。 ユーロは対ドルで0.5%安の1ユーロ=1.2987ドル。

◎米国株式市場

米株式相場は続伸。ダウ工業株30種平均は前日記録した過去最高値 をさらに更新した。民間部門の雇用者数が市場予想を上回る伸びとなっ たほか、米連邦準備制度理事会(FRB)が公表した地区連銀経済報告 (ベージュブック)で経済の成長が示されたことが手掛かり。

ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種株価指 数は前日比0.1%高の1541.46。ダウ工業株30種平均は42.47ドル (0.3%)上げて14296.24ドル。

ラッセル・インベストメンツの北米担当チーフ市場ストラテジス ト、スティーブン・ウッド氏は電話取材で、「市場は経済のファンダメ ンタルズに多少反応している」と分析。「もどかしいペースではある が、経済は成長を続けている」とした上で、「住宅市場が経済にかなり 大きく貢献し始めている」と述べた。

◎米国債市場

6日の米国債市場で10年債利回りは3週間ぶりの大幅上昇。2月の 米民間部門の雇用者数が予想を上回る増加幅となり、8日に労働省が発 表する統計も力強い雇用の伸びを示すとの見方が広がった。

米連邦準備制度理事会(FRB)が公表した地区連銀経済報告(ベ ージュブック)によると、経済はほぼ全国的に緩やかないし、まずまず のペースで拡大した。ニューヨーク連銀はこの日、14億6400万ドル相当 の米国債を買い入れた。バーナンキ連邦準備制度理事会(FRB)議長 とイエレンFRB副議長はいずれも、金融緩和を維持する必要があると の見解を示している。

ジャニー・モンゴメリー・スコット(フィラデルフィア)のチーフ 債券ストラテジスト、ガイ・リーバス氏は、「民間雇用統計は予想以上 だった。労働市場が低迷している環境では確実な励みになる」と述べ、 「統計発表後の米国債市場は強い売り圧力を受けなかった。8日の雇用 統計に対して若干楽観的な観測が出てきた」と続けた。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによると、ニューヨーク時間 午後2時9分現在、10年債利回りは、日中ベースで2月13日以来最大と なる4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.94%。10年 債価格(表面利率2%、2023年2月償還)は 11/32下落して100 18/32。

◎NY金先物市場

ニューヨーク金先物相場は前日の終値と変わらず。経済指標の改善 を背景に、市場は主要中央銀行が緩和措置を継続するのかどうか見極め ようとしている。

欧州中央銀行(ECB)は7日に定例政策委員会を開く。ECBの ドラギ総裁は先月、当面は金融政策を引き締める意向がないことを示唆 した。米連邦準備制度理事会(FRB)が6日公表した地区連銀経済報 告(ベージュブック)によると、住宅や自動車の需要が高まる中、経済 はほぼ全国的に緩やかないし、まずまずのペースで拡大した。

RJオブライアン・アンド・アソシエーツ(シカゴ)のシニア商品 ブローカー、フィル・ストライブル氏は電話取材に対し、「中銀が緩和 策を続けるのかどうかを判断するため、市場は明確なシグナルを必要と している」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物4 月限は前日比変わらずの1オンス=1574.90ドルで終了。ベージュブッ ク公表後の電子取引では午後2時20分現在、0.2%高の1578.30ドル。

◎NY原油先物市場

ニューヨーク原油先物相場は反落。米国の原油在庫が予想以上に増 加したことを嫌気した。

米エネルギー情報局(EIA)の発表によると、先週の原油在庫 は383万バレル増加。増加幅はブルームバーグがまとめたアナリスト予 想中央値78万8000バレルの4倍余りとなった。製油所の稼働率はほぼ1 年ぶりの低水準となり、精製のための原油需要は減少した。石油輸出国 機構(OPEC)4位の産油国、ベネズエラのチャベス大統領が死去 し、同国では30日以内に大統領選挙が実施されることになる。ウェス ト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物の未決済約定は前 日までに3日連続で過去最高を更新した。

タイチ・キャピタル・アドバイザーズの商品ファンドマネジャー、 タリク・ザヒル氏は「在庫統計では予想よりはるかに大幅な積み上がり が示され、需給ファンダメンタルから見て相場は下落するだろう」と指 摘。「チャベス大統領の死去は市場にそれほど影響していないが、同国 でどんな政府が生まれるのか確かめる必要がある」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物4月限は前日 比39セント(0.43%)安の1バレル=90.43ドルで終了。在庫統計発表 後は89.55ドルまで下げる場面もあった。

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