アジア・太平洋株式サマリー:香港株が大幅高、中印株は続伸

アジア・オセアニア各株式市場の動 きは以下の通り。

【香港株式市況】

香港株式相場は上昇。米供給管理協会(ISM)が発表した2月の 非製造業景況指数が1年ぶりの高水準となったことが好感され、ハンセ ン指数は1週間ぶりの大幅高となった。中国本土の住宅ローン規制強化 をきっかけに売られていた不動産開発株が反発した。

香港上場の中国不動産開発会社で最大手の中国海外発展(688 HK) は3.3%高。米ウォルマート・ストアーズなど小売企業に玩具や衣料品 を納入するリー・アンド・フォン(利豊、494 HK)は1.2%上げた。靴 の小売りで中国最大手の百麗国際(1880 HK)も高い。

中国最大のインターネット会社テンセント・ホールディングス(騰 訊、700 HK)は1.2%上昇して上場来高値を付けた。FTSE中国25指 数への採用が好感された。通信機器メーカーのZTE(中興通訊、763 HK)は8.9%高。同社は次世代スマートフォン(多機能携帯電話)で米 インテルと協力していることを明らかにし、これが材料視された。

ハンセン指数は前日比217.34ポイント(1%)高の22777.84で終 了。上昇率は2月28日以来の大きさだった。ハンセン中国企業株(H 株)指数は1.7%高の11359.04で引けた。

アンプル・キャピタルの香港在勤ディレクター、アレックス・ウォ ン氏は「きょうはこれまで売られていたセクターが回復した」と指摘、 米国の株式相場の強さや良好な経済指標も香港株の上昇を後押ししたと 語った。その上で、中期的には「恐らく幾分下向きのバイアスがかかる だろう。香港と中国の不動産株に関連する政策リスクが存在する。市場 参加者はなお慎重だ」と述べた。

【中国株式市況】

中国株式相場は続伸。中国経済の先行きへの期待から資金が流入し た。ZTE(中興通訊)が通信機器メーカーの株価上昇をけん引したほ か、不動産開発やテクノロジー関連株も値上がりした。

万科企業(000002 CH)が不動産銘柄の続伸をけん引。不動産指数 は4日に約5年ぶりの大幅安となっていた。中国2位の通信機器メーカ ー、ZTE(000063 CH)は10%高。当局が第4世代(4G)サービス の免許を交付する可能性があるとの報道を受け、通信各社が投資を拡大 するとの期待が高まった。

米アップルの納入業者である歌爾声学(002241 CH)を中心にテク ノロジー株が上昇。海運会社の中海発展(600026 CH)やセメントメー カーの安徽海螺水泥(600585 CH)も買われた。

上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の両方に連動する 上海総合指数は前日比20.87ポイント(0.9%)高の2347.18で終了。前 日は2.3%上げ、2日間の合計の上昇率は7週間ぶりの大きさとなっ た。上海、深圳両証取のA株に連動するCSI300指数は前日比1%高 の2650.20で引けた。

東興証券の劉光明アナリストは「投資家は全国人民代表大会(全人 代、国会に相当)後に何らかの改革を期待しているのかもしれない」と 述べた上で、「中国経済は今、非常に安定している。少なくとも1-6 月(上期)はそうだろう」と語った。

【インド株式市況】

インド株式相場は続伸。ゴールドマン・サックス・グループによる 投資判断の引き上げでラーセン・アンド・トゥブロが大きく上げた。ま た、米国のサービス業活動が1年で最も速い拡大ペースを示したことを 手掛かりにソフトウエアメーカーも買われた。

ボンベイ証券取引所(BSE)のセンセックス30種指数は前日 比109.44ポイント(0.6%)高の19252.61で終了した。

インド最大のエンジニアリング会社、ラーセンは2.6%上昇。野村 ホールディングスとジェフリーズ・インディアも今月、同銘柄の投資判 断を引き上げている。ソフトウエア輸出でインド2位のインフォシス は2011年7月以来の高値を付けた。

【オーストラリア株式市況】

ASX200指数は前日比41.43ポイント(0.8%)高の5116.79。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前日比4.13ポイント(0.2%)高の2020.74。

【台湾株式市況】

加権指数は前日比17.59ポイント(0.2%)高の7950.30。

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