UBSヘッジファンドのトレーダーが反乱,ボーナスで-関係者

スイスの銀行UBSのヘッジファン ド部門であるオコナーは、上級トレーダーらの反乱に見舞われる恐れが あると、事情に詳しい関係者2人が明らかにした。UBSが現金ボーナ スを制限したためだという。

関係者が匿名を条件に述べたところによると、UBSが全行の報酬 システムをヘッジファンド部門にも適用したことを受けてトレーダーら は他のヘッジファンドや人材あっせん会社と連絡を取り始めた。この報 酬システムではすぐに受け取れる現金ボーナスが50%減って100万スイ ス・フラン(約9900万円)となり、一部の繰り延べ払い分はオコナーに 再投資されずUBSの5年債に連動するという。

UBSでのこうした展開は、株主や監督当局から報酬抑制を迫られ ている上に自社資金でのヘッジファンド投資も制限されている大手銀行 が、傘下のヘッジファンド部門に優れたトレーダーをつなぎ留めること の難しさを浮き彫りにするものだ。

ニューヨークの人材あっせん会社IDWグループのイラナ・ワイン スタイン最高経営責任者(CEO)は、UBSの「報酬体系は銀行の中 で働く人のためのものだ」だが、「オコナーはヘッジファンドだ。この 報酬体系は他のヘッジファンドで働く場合に比べて不利だ」と指摘し た。

人材流出によって、ウェルスマネジメントと資産運用に重点を置こ うとするセルジオ・エルモッティCEOの戦略に支障をきたす恐れがあ る。オコナーはUBSの代替・クオンツ投資280億フランの約5分の1 を運用している。このグループはUBSの資産運用事業の中で最もマー ジンが高い。

原題:UBS Said to Face O’Connor Hedge-Fund Defections Over Bonus Caps(抜粋)

--取材協力:Elena Logutenkova.

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