16年度財源不足は最大43.9兆円、消費税増税も財政難-財務省試算

財務省は6日、2013年度一般会計予 算案を基に16年度までの財政見通しを示した「後年度歳出・歳入への影 響試算」をまとめた。それによると同年度の新規国債発行額に相当する 財源不足は最大で43.9兆円となる見通しだ。ブルームバーグ・ニュース が6日入手した関係資料で明らかになった。

試算は、消費税率引き上げ(14年4月に8%、15年10月に10%)と 名目経済成長率1.5%を前提としている。社会保障関係費の増大を背景 に15年度は歳出が100.9兆円と100兆円台に乗ると想定。16年度に は103.3兆円としている。一方で、税収は増税に伴い、15年度に52.6兆 円、16年度には56.2兆円と50兆円台を回復する見通し。

13年度予算案の歳出総額は92.6兆円。歳入面では新規国債発行額 が42.9兆円と、4年ぶりに税収の43.1兆円を下回ったものの、国債依存 度は46.3%と依然高い水準が続いている。国債費を除く政策的経費を税 収や税外収入で賄えるかどうかを示す基礎的財政収支(プライマリー・ バランス)の赤字は23.2兆円と前年度比で改善した。

一方で、15年度の基礎的財政収支の対名目GDP比を10年度(マイ ナス6.8%)から半減させる財政健全化目標の達成は難しい状況だ。名 目経済成長率1.5%の慎重シナリオの場合、マイナス4.1%から4.2%と 目標のマイナス3.4%を上回る。3.0%の積極シナリオで歳出を抑制した 場合は3.3%から3.4%となるが、実現は厳しい。

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