今日の国内市況(3月6日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場 は以下の通り。

●TOPIX終値で1000回復、08年10月来-欧米統計好感、政策期待も

東京株式相場は大幅上昇。TOPIXが2008年10月3日以来、約4 年5カ月ぶりに節目の1000ポイントを回復した。景気指標の改善を受け た欧米株高の動きが好感され、安倍政権の打ち出す政策への期待感も続 いた。保険や小売、情報・通信といった内需関連株が買われ、自動車や 電機など輸出関連株も高い。

TOPIXの終値は前日比14.60ポイント(1.5%)高の1003.22と きょうの高値引け。日経平均株価は248円82銭(2.1%)高の1万1932 円27銭と、08年9月25日以来の高値水準で終えた。

三菱UFJ投信戦略運用部の宮崎高志部長は、「先進国で潤沢に流 動性が供給される中、安全資産からリスク資産に資金を移した方が良い という流れが出てきている」と指摘。政府は環太平洋経済連携協定 (TPP)交渉参加を近々表明するとみられ、「アベノミクスの3本目 の矢である構造改革、規制緩和に手をつけ始めるとの期待も高まってい る」と話した。

●超長期債が下落、需給悪化懸念で30年債入札に不安-株高加速も重し

債券市場では超長期債相場が下落。前日の10年債入札が低調だった ことで、現物債市場で需給悪化懸念が出ており、明後日の30年債入札へ の不安から売りが優勢となった。

現物債市場で長期金利の指標となる10年物の328回債利回りは前日 比0.5ベーシスポイント(bp)高い0.665%で始まり、徐々に水準を切り下 げ、いったん0.65%まで低下した。その後は水準を切り上げ、午後に入 ると一時0.675%まで上昇。午後3時すぎから0.67%で推移している。

20年物の142回債利回りは一時3bp高い1.585%まで上昇した 後、0.5bp高い1.56%に戻したが、その後は1.565%。前日には10年ぶり 低水準の1.45%まで低下した後、1.5%台半ばまで急上昇した。30年物 の37回債利回りは午後に入り、一時7.5bp高い1.775%まで上昇。午後3 時すぎからは1.755%で推移している。

●ドルほぼ全面安、米国の雇用統計やECB会合を控えて警戒感

東京外国為替市場では、ドルが通貨に対してほぼ全面安。米国の雇 用統計の発表や欧州中央銀行(ECB)の政策委員会を控え、ドル売り がやや優勢の展開だった。

ブルームバーグ・データによると、午後3時35分現在、ドルは主 要16通貨中14通貨に対して前日終値比で下落。ドル・円相場は午前10時 すぎに東京時間のドル安値に当たる1ドル=93円を付けた後、じり安状 態が続いた。同時刻現在は93円21銭前後での取引となっている。

あおぞら銀行市場商品部の諸我晃次長は、「今日の東京時間には輸 出企業からの円買いなどにより、仲値でドルの余剰感があった」と指 摘。その上で、「昨日までの日銀正副総裁候補の所信聴取で日本発の円 売り材料はいったん出尽くした。しかし、米経済の強さを背景とした金 融緩和の持続見通しの違いを受け、ドル高・円安は基調として変わらな い」との見方を示した。

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