米国民の税金、イラク復興で90億ドル以上損失-特別監察官

米国がイラク復興支援のために用意 した税金が90億ドル(約8400億円)以上失われたもようだ。準備不足の 計画と弱い監視体制が9年間にわたり無駄や不正を許したと、米国のイ ラク復興特別監察官を務めるスチュアート・ボーエン氏が指摘した。

ボーエン氏によると、ブッシュ、オバマ両政権の不手際で最大80億 ドルの復興資金が無駄になり、さらに少なくとも10億ドルが不正により 失われた。総額605億ドルの復興資金のうち15%が失われた可能性があ るという。

同氏はインタビューで、「これは合理的な試算だ」と述べ、「この 無駄と不正のレベルは安定化および復興の作業を効果的に計画・実行す るための仕組みを整備するのに失敗したことを示唆している。両政権が 責任を負うものだ」と語った。

米国主導のイラク戦争開戦から今月で10周年を迎える。6日に公表 された171ページにおよぶ同リポートに記されたこうした結論が、戦争 の発端と結末をめぐる論争を再燃させる可能性がある。

原題:Iraq Rebuilding Effort Marred by $9 Billion Loss, Auditor Says(抜粋)

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