トヨタ、「カムリ」値引きの一歩手前か-2月の米販売低迷で

トヨタ自動車のセダン「カムリ」の 現況は、販売台数と利益率のどちらを優先するかで自動車メーカーの頭 を常に悩ましてきた問題を端的に示している。

カムリは米国で11年間にわたって販売首位にあるが、先週発表され た2月の販売実績はショッキングなものだった。カムリの販売台数は前 年同月比9.5%減と、1年4カ月ぶりの大幅な落ち込みとなった。トヨ タ全体の販売伸び率もアナリスト予想の半分程度にとどまった。

2月のこうした販売実績は、2012年に世界最大の自動車メーカーと いう肩書を再び手に入れたものの、トヨタが厳しい競争に直面している ことを物語っている。中型車の分野でカムリはこの1年間、フォードの 「フュージョン」や日産自動車の「アルティマ」などの新型モデルと競 争してきた。調査会社エドマンズ・ドット・コムによると、この2つの モデルは先月、より大幅な値引きを実施した。

昨年の販売台数でカムリはそのすぐ後を追う競合モデルを22%上回 っており、今年これまでもリードを維持しているが、販売減少が続きト ップの座を失う可能性もある。看板商品が不振となれば、トヨタにとっ て打撃となりそうだ。

ケリー・ブルー・ブックのアナリスト、アレック・グティエレス氏 は、「カムリが昨年と同じレベルのシェアを維持するのは一段と厳しく なっている。その圧倒的な地位を維持するにはインセンティブ(販売奨 励金)を慎重に検討する必要が出てくるだろう」と述べた。

調査会社トゥルーカーの先週の発表によると、トヨタのラインアッ プ全体の価格は12年2月から5.9%上昇し、その比率は大手自動車メー カーで最大だった。業界平均は1.2%上昇となっている。

原題:Toyota Blinks on Camry Discounts After February Sales Drop: Cars(抜粋)

--取材協力:.

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