激高やくさい靴下の中国人、春節旅行の大空でキレまくり

2013年2月は中国を離発着する旅客 機の乗務員にとって、最悪の月だったかもしれない。急成長が続く中国 の航空旅客市場を開拓しようとする航空各社の旅客機に問題があったわ けではない。キレやすい中国人乗客がその理由だ。

6日の昆明長水国際空港:鉱山会社の幹部でもある共産党当局者が家 族と共に旅客機に2度乗り遅れ、搭乗ゲートにある2台のコンピュータ ーをたたき壊し、ガラス戸に標識の枠組みを投げつけようとした。その 映像がインターネットに掲載され、世界中で見られている。

14日の北京首都国際空港:ビジネスクラスに乗り込んできた6人組の 乗客が離陸前のシートベルト着用と携帯電話の電源を切ることを拒み、 乗務員やパイロットに抵抗したことから、旅客機はゲートに戻り、出発 が大幅に遅れた。

-20日の広州白雲国際空港:中国南方航空のメルボルン行きの便が遅れ たことに怒った2人の中国人乗客が案内係に暴行した。床に倒れた案内 係の写真が中国の人気ミニブログサイト新浪微博に掲載された。

-22日のパリ・武漢間を飛んでいたエールフランス132便:酔っていた と伝えられる2人の男性客が飲み物を運ぶカートからワイン7-16本を 抜き取った。あまりにもけんか腰でパイロットも介入せざるを得なかっ た上に、さらに2人は別の乗客がうるさいと言ってその乗客を脅迫した という。

これはほんの一端だ。中国のインターネット検索エンジンに「air passengers(航空旅客)」と「February(2月)」という単語を入力す ると、もっと多くの出来事が表示される。もちろん乱暴で不作法、高圧 的で危険ですらある振る舞いは中国人だけに限ったことではないが、今 年は2月中旬まで続いていた春節(旧正月)の連休がその一因でもあ る。

パーサーの意見

政府系の新聞、無錫日報は27日、国際線での乗務経験のある旅客機 パーサー、周華さんとのインタビュー記事を掲載したが、この記事は中 国人乗客が別の国の乗客とどう違うかということに照準を合わせてい る。「愛国心がないわけでも、同胞に偏見を持っているわけでない」と 言う周さんは、「外国人にサービスする方が好きだ」と話す。外国人の 乗客は自分でごみを捨て、シートベルトも着用する。トイレを使った後 はきちんと流すし、自分自身でスリッパを持参するなど数々の理由があ るという。中国人の乗客から頻繁に寄せられる苦情の1つは、機内をう ろつきまわる中国人乗客のくさい靴下だ。 (アダム・ミンター)

(ミンター氏はブログ「ワールド・ビュー」の上海特派員です。記 事内の意見は同氏自身の見解です)

原題:Rage, Smelly Socks and Stolen Wine in China’s Skies: World View(抜粋)

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