トヨタや日産、現地の生産を拡大へ-為替の影響を軽減

トヨタ自動車や仏ルノー、日産自動 車などの自動車メーカーは、為替リスクの影響を軽減するため各国での 現地生産を拡大している。

トヨタ・モーター・ヨーロッパ(TME)のディディエ・ルロワ社 長が語ったところによると、同社は今後2年以内に欧州での販売台数に 対する生産比率を現在の63-64%から約75%に引き上げる計画だ。高級 車ブランドのレクサスはすべて日本で生産されているという。

ルロワ社長はジュネーブの自動車ショーでのインタビューで、「為 替変動という概念から完全に解放されたビジネスモデルを構築したい」 と述べた。

今年に入って円はユーロに対して6%下落。対ドルでは7%値下が りしている。

日産自動車とルノーの最高経営責任者(CEO)を務めるカルロ ス・ゴーン氏は、日本の自動車メーカーにとって円はプラスの領域には ないと語る。

ゴーンCEOはブルームバーグテレビジョンのインタビューで、 「今はそれほど不利ではない」と述べた上で、「1年前と比べれば今は より競争力が高まった。ただ、今の円相場では4年前のような競争力を 持てないことは明らかだ」と続けた。2008年7月に円は対ユーロで1ユ ーロ=170円近くに達した。

ゴーン氏は5日、ジュネーブで記者団に対し、円切り下げという状 況からは「程遠い」と話し、あまりにも長期にわたって1つの通貨に依 存している自動車メーカーが多いと指摘。今の考えは「生産の現地化」 であり、この傾向は今後も続くと述べた。

原題:Carmakers Expand Local Production to Limit Currency Exposure (2)(抜粋)

--取材協力:Chris Reiter、Craig Trudell.

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