アイルランド救済、EUが5年以上の融資延長も選択肢に検討

欧州連合(EU)はアイルランド救 済融資を5年以上延長する可能性を含め、複数の選択肢を検討してい る。アイルランドはユーロ圏債務危機が始まって以来初めて救済下から 脱却する国となるよう取り組んでおり、これを側面から支えることが狙 い。

ブリュッセルで5日開催されたEU財務相会合では、アイルランド とポルトガルが市場へのアクセスを完全に回復できるよう支援する「最 良の選択肢」を勧告するよう、救済関連当局に要請する合意が成され た。両国は救済プログラムの終了局面に近づいている。

EU財務相会合は「厳しいマクロ経済環境にもかかわらず、両国の プログラムは順調かつうまくいっている」との声明を出した。財務相ら はこの日、救済融資の期限調整を検討する「準備が原則的に整っている かどうか」を話し合った。

協議が継続中だとして匿名で語った2人のEU当局者によれば、ア イルランド向けに5つの選択肢が検討されている。これらには5年以上 の延長のほか、特別な措置を講じないこと、融資の2年半ないし5年の 延長、現在の融資を組み直して返済期限が遠い部分を増やすことで全体 の期限は延長しない選択肢が含まれるという。同国財務省は特定の選択 肢に関するコメントを控えた。

同国のヌーナン財務相はこの日記者団に、「全加盟国がこの件でア イルランドとポルトガルへの配慮に意欲的だ」と述べた上で、立場の表 明の難しさはそれぞれの国で異なると付け加えた。

原題:EU Said to Weigh Irish Debt Extensions of Five Years or More(抜粋)

--取材協力:Rainer Buergin、Joe Brennan、James G. Neuger.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE