今日の国内市況(3月5日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場 は以下の通り。

●TOPIXは4日ぶり反落、アナリスト弱気の紙パ売り-不動産下げ

東京株式相場は、TOPIXが4営業日ぶりに反落。一部アナリス トが王子ホールディングスなどに弱気判断を示した影響で、パルプ・紙 株の下げが目立った。直近急騰していた不動産や倉庫、金融といった低 金利恩恵業種、含み資産株も安い。

一方、鉱業や商社一角など資源関連株が高く、水産や小売株も堅 調。米国の金融緩和策の継続観測、日本銀行による大胆な金融緩和策へ の期待感の強さも下支え要因となった。TOPIXの終値は前日比3.6 ポイント(0.4%)安の988.62。日経平均株価は31円16銭(0.3%)高の 1万1683円45銭と4日続伸した。

ちばぎんアセットマネジメントの斉藤秀一運用部長は、日銀の次期 総裁・副総裁候補の所信聴取が終わり、「いったん材料出尽くしで、直 近にぎわっていた含み資産関連株などに利食い売りが出た」と言う。た だ、出遅れ銘柄には着実に買いが入っており、「循環物色は途切れてお らず、地合いの良さに変わりはない」との見方を示していた。

●債券は反落、10年債入札低調で売り優勢-長期金利0.6%割れ警戒も

債券相場は反落。きょう実施の10年債入札が低調な結果となったこ とや長期金利が10年ぶりに節目の0.6%を割り込んだことへの警戒感か ら売りが優勢となった。

東京先物市場で中心限月の3月物は、前日比7銭安の145円25銭で 開始。その後は買いが優勢になり、一時は145円38銭と前日に記録した 過去最高値を更新。その後は下げに転じ、終了前には144円97銭まで下 落。結局は34銭安の144円98銭と、この日の安値圏で引けた。

前日には黒田東彦日銀総裁候補の発言を受けて、金融緩和策強化の 観測が広がり、中心限月ベースで2009年6月以来となる8営業日続伸と なっていた。

●円が上昇、日銀副総裁候補の衆院聴取後から円買い加速-欧州を懸念

東京外国為替市場では、円がドルやユーロに対して上昇。イタリア で再選挙の可能性が高まっていることへの不安や、欧州経済に対する悲 観的な見方が背景となった。

ブルームバーグ・データによると、午後4時24分時点の円は、主 要16通貨のうち韓国ウォンを除く全ての通貨に対して前日の終値を上回 っている。日本銀行の次期副総裁候補である岩田規久男学習院大学教授 と中曽宏日銀理事に対する衆院議院運営委員会での所信聴取が終了した 後、円買いが一段と優勢になった。

ドル・円相場は一時1ドル=92円92銭まで円が買われた。日本時間 朝に93円54銭を付けた相場は、93円33銭まで円がいったん強含んだ後、 岩田教授の発言を受けて93円52銭前後まで戻したが、円売りの動きは続 かなかった。

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