英FSA:LIBORの危険信号見落としで釈明へ-監査報告

英金融サービス機構(FSA)は、 ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)の不正操作が何年も続けられて いたにもかかわらず、その危険な兆候に気付かなかったと議会から批判 を浴びているが、5日公表する監査報告の中で、不正を突き止める明確 な手段がなかったと釈明する見通しだ。

FSAは、LIBOR操作の危険信号を見逃していなかったかどう か究明するため、英銀バークレイズや他の銀行の行員とのやりとりを検 証する内部監査を実施した。FSAは監査報告で、金利設定をめぐる不 正行為について知らされていなかったばかりか、銀行間の指標金利それ 自体を監督しておらず、金融機関も金利操作を警告する兆候を見落とし ていたと主張することになりそうだ。

FSAのターナー長官は先週の英議会で、「これら全ての問題を突 き止めるために十分な権限を持ち得ないケースもある」と述べた。 LIBOR操作に関連し、米英の監督当局から2億9000万ポンド(現在 の為替レートで約410億円)の制裁金を科されたバークレイズは、2007 年から2008年までの間にFSAとイングランド銀行(英中央銀行)、米 ニューヨーク連銀、英国銀行協会(BBA)に33回にわたって LIBORをめぐる問題で警告を発したと証言している。

原題:U.K. FSA Report to Offer Explanation on Missed Libor Warnings(抜粋)

--取材協力:Liam Vaughan、Ben Moshinsky.

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