CEO争奪戦が激化-北米石油業界、市場の変化に対応

株主の反発や最高経営責任者 (CEO)の退任が相次ぐ中、北米の石油・ガス会社少なくとも6社が CEOを探しており、優れたリーダーをめぐってCEO争奪戦が繰り広 げられている。

事情に詳しい関係者が匿名を条件に明らかにしたところによると、 米マラソン・オイルでは次期CEO候補と見なされていた幹部が昨年12 月に退社し、同社は後任を探している。このほか、オクシデンタル・ペ トロリアムやチェサピーク・エナジーなどの企業によるCEO争奪戦の 激化を背景に、CEOの給与が押し上げられる可能性がある。取締役ら は実績のある有能なCEOを採用することにより自らの役職の保持を目 指している。

幹部人材仲介会社エゴン・ゼンダー・インターナショナル(ヒュー ストン)の北米エネルギー部門責任者、スティーブン・グッドマン氏 は、運動競技のスター選手同様に「最高の人材への需要は非常に大き く、争奪競争も非常に激しい」と指摘。「これらの職務にふさわしい人 材は貴重であり、限られている」と語る。

発表資料や関係者らによると、カナダのエンカナ、米ビル・バレッ ト、KKR傘下のサムソン・リソーシズも新CEOを探している。グッ ドマン氏の調査によれば、過去3年間に、年間売上高10億ドル(約930 億円)を超える上場石油探鉱・サービス会社175社のうち約3分の1で CEOが交代している。

石油各社が米国のシェールガス・オイル生産ブームに伴う市場の変 化に適応する中、CEOを探すケースが増えている。石油供給の拡大に よって価格が下落する一方、機器やサービスに関連する競争でコストは 増加している。利益を増やすのが困難な状況となっており、企業価値押 し上げに向けた取締役への圧力が強まっている。

原題:Marathon Said to Join Oil CEO Search as Bid War Looms: Energy(抜粋)

--取材協力:Anita Kumar.

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