【個別銘柄】月次堅調でFリテ高い、日機装急伸、王子H下落

きょうの日本株市場で、株価変動材 料のあった銘柄の終値は以下の通り。

ファーストリテイリング(9983):前日比5.5%高の2万6770円。 2月の国内ユニクロ既存店売上高は前年同月比9.6%増と、2カ月ぶり に前年を上回った。客単価が4.8%低下する一方、客数が15%増加。冬 物商品の処分が順調で、春のキャンペーン商品のボトムスが好調に推移 した。メリルリンチ日本証券では、国内ユニクロ事業の売り上げ安定化 などを踏まえ、目標株価を2万8000円から3万円に上げた。

太陽誘電(6976):9.1%高の1149円。米ジェフリーズは投資判断 を「ホールド」から「買い」に、目標株価を700円から1350円に上げ た。超小型積層セラミックコンデンサー(MLCC)の伸長、構造改革 により不採算事業への懸念がなくなったことなどを評価、2014年3月期 営業利益予想を116億円から150億円に上方修正した。

井関農機(6310):8.7%高の349円。投資家ジム・ロジャーズ氏は 5日に行われた都内の講演で、「日本の農業は魅力的だ」とし、日本の 農業関連株を保有していることを明らかにした。新たな農業政策によっ て日本の農家はむしろ海外からの競争が減少する結果、農業分野の収益 環境は良くなると分析。日本製トラクターは海外製トラクターよりも魅 力的になる、などと述べた。クボタ(6326)も1.3%高。

王子ホールディングス(3861):8.3%安の331円。SMBC日興証 券は4日、投資判断を「2(中立)」から「3(アンダーパフォー ム)」に引き下げた。印刷用紙の国内値上げの早期実施の可能性はすで に同社株を押し上げる方向で作用しており、現行株価は14年3月期業績 予想に対し期待過多の水準にある、との見方を示した。同じく判断を 「2」から「3」に下げたレンゴー(3941)も3.1%安の440円。

久光製薬(4530):5.2%安の5290円。米食品医薬品局(FDA) の諮問委員会は4日、久光薬が開発した更年期障害に伴うのぼせ・ほて りの治験薬について、ホルモン療法の代替として推奨しない方針を決め た。将来的な同薬の収益貢献期待が後退した。

ディー・エヌ・エー(2432):4.6%安の2478円。事業再編を進め るソニーは4日、主要株主として保有していたDeNA株式の全てを譲 渡することで野村証券と合意。株主流動化を懸念する売りに押された。 ソニーでは資産見直しの一環とし、約409億円の譲渡益を計上する。

日機装(6376):7.8%高の1116円。13年3月期の連結純利益見通 しを52億円から前期比2倍の67億円に上方修正する、と4日に発表。工 業部門でオイル&ガス分野の活況を背景に独子会社LEWAの業績が堅 調に推移、航空宇宙事業と透析装置など国内医療部門の伸び、採算面で は円安も寄与する。1株当たり6円としていた期末配当計画は8円に増 額、年間でも12円から14円に増やす。

スタートトゥデイ(3092):8.9%高の1140円。2月の月次統計を 4日に公表、商品取扱高は前年同月比15%増の68億6100万円だった。前 年がうるう年だったことによる減収要因を吸収した。

三菱重工業(7011):1.4%安の511円。野村証券では4日、投資判 断を「買い」から「中立」へ下げた。業績予想は上方修正したが、株価 は業績拡大を織り込みつつあると分析。15年3月期には、火力発電事業 の統合で営業利益に対し純利益の増益率が鈍化する見通し、という。

稲葉製作所(3421):3.2%高の1131円。13年7月期の連結営業利 益見通しを11億6000万円から前期比90%増の14億8000万円に上方修正す る、と4日に発表。受注堅調で売上高はおおむね見込み通りながら、採 算面で製造原価の低減や販売管理比率の圧縮、鋼板単価が抑制気味にな ったことなどが寄与する。

巴工業(6309):4.9%安の1843円。13年10月期の連結営業利益見 通しを27億7000万円から21億5000万円に減額する、と4日に発表。機械 製造販売事業で北米の油井向け遠心機械の受注遅れ、化学工業製品販売 事業では半導体製造装置向けセラミックス、高機能樹脂・製品類の低迷 などが響く。前期比では13%増益計画が一転、12%減益になる見込み。

東陽倉庫(9306):4.9%安の333円。利用状況を踏まえ、貸借取引 の貸株利用等に関する注意喚起を行うと日本証券金融が4日に発表。短 期資金の売買の勢いが鈍るとみられた。

免疫生物研究所(4570):値幅制限いっぱいのストップ高とな る5000円(25%)高の2万5220円。化粧品原料として販売を進めている 遺伝子組み換えカイコの由来のヒト・コラーゲンについて、米国化粧品 工業会の法律に従い作成された化粧品成分の国際的表示名称「INCI 名」を取得した、と4日に発表。今後の国際的知名度の向上を見込む買 いが膨らんだ。

トーヨーカネツ(6369)が20%高の335円。SMBC日興証券は4 日のテクニカル分析で、4年間の底固めを終え、2段目の上昇波動へ移 行するとの見方を示した。当面のめどは350円、380円どころとし、先行 きは2006年の高値を上抜け、450円どころかそれ以上の水準まで上昇す る可能性があるとした。この日は、液化天然ガス(LNG)関連株の急 騰が目立ち、トヨカネツと同じタンクメーカーの石井鉄工所(6362) が13%高の307円。

環境管理センター(4657):200円(31%)高の837円とストップ 高。東京都発注の「大気中微小粒子状物質(PM2.5)の採取および成 分分析調査委託」を落札した、と4日夕に発表。請負金額は2920万円。 熊本県がきょうから1日当たり平均値が基準値を超すと予想される場合 に注意喚起するなど、PM2.5への警戒感が強まる中、調査需要の拡大 を見込む買いが入った。大証ジャスダックでは、きょうの取引の制限値 幅を通常の100円から200円に拡大していた。

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