EU:資本規制で合意に前進、ボーナスで英国が異論-財務理

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欧州連合(EU)加盟国の財務相ら は銀行資本規制強化に向けた広範な合意に近づいた。ただ、バンカーの ボーナスに上限を設ける計画についてオズボーン英財務相が異を唱えて いる。

オズボーン財務相は5日、EU財務相理事会が開催されたブリュッ セルで、「現在出ている案は支持できないが、向こう数週に進展があり 私が賛成できる案がまとまると期待している」と語った。他の諸国は提 案を支持し、ドイツのショイブレ財務相は最終調整に入ることに賛同し た。

現在のEU議長国であるアイルランドは向こう数週間、合意に至る ために最後に残った幾つかの要素を調整する。EU諸国は新規則導入の 時期をめぐる調整を行うほか、バンカーのボーナスのどの程度を繰り延 べ支払いと会計上の優遇の組み合わせの対象とするかを調整する。

アイルランドのヌーナン財務相は5日記者団に「より幅広い支持が 得られるよう、案のニュアンスを微調整する可能性を探る」と述べた。

報酬規則は、バーゼル銀行監督委員会が策定した世界的規制の導入 に関するEU法に後から付け加えられた。1年半にわたる交渉の末に議 長国アイルランドの下で今回協議されたボーナス合意案は、特定の条件 を満たさない限りボーナスを固定給と同額までに制限する内容。

欧州議員らの声

一方、欧州議員らは先週至った合意の変更には賛同できないとし、 資本規則の法成化を主導するオトマール・カラス議員とマーティン・シ ュルツ議長は4月の採決は既存の枠組みのまま行うと述べた。EU欧州 委員会のバルニエ委員(域内市場・金融サービス担当)もバンカーボー ナス規制が先週合意された枠組みに沿うものになるのは明白だと述べ、 調整は「技術的なもの」だと述べた。

ルクセンブルクとオーストリア、スウェーデンは新規則の発効前に 英国の懸念を緩和する策を模索することを支持した。同時にスウェーデ ンのボリ財務相は、EUが新資本規制の導入を無期限に遅らせるべきで はないと発言した。

アイルランドは年央までの法制化完了を視野に資本規則の新たな条 文を起草する。法案は加重票に基づくEU加盟国過半数と欧州議会によ って承認される必要がある。

原題:EU Nears Deal on Basel Rules After Clashes on Bonuses, Timing(抜粋)

--取材協力:Kitty Donaldson、Helene Fouquet、Corina Ruhe、Svenja O’Donnell、Radoslav Tomek、Angeline Benoit、Stephanie Bodoni、Rainer Buergin、Jonathan Stearns、James G. Neuger、Patrick Henry.

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