FRB副議長:資産購入は推し進めるべきだ-リスクは限定的

米連邦準備制度理事会(FRB)の イエレン副議長は、発生し得るコストとリスクに留意しつつも、毎 月850億ドル(約8兆円)の債券購入を推し進めるべきだとの認識を示 した。

副議長は4日、ワシントンで開かれた全米企業エコノミスト協会 (NABE)の会議で演説。事前に配布された原稿によると、「金融当 局の資産購入に伴って発生し得るコストに目を向けた場合、時間ととも に確実に注視する必要のあるコストが一部にある」とした上で、「現時 点では、資産購入プログラムの縮小を支持する根拠は見当たらない」と 述べた。

さらに「リスクバランスとしては、より力強い景気回復および雇用 拡大ペースの加速を支援するため非常に緩和的な金融政策がなお求めら れている、というのが私の見解だ」と語った。

FRBのスタイン理事は2月、レバレッジドローンやジャンク債を 含む一部の信用市場で過熱の兆しが見られると指摘。またカンザスシテ ィー連銀のジョージ総裁は、一部農地の価格が「歴史的高水準」になっ ていると警告した。

イエレン副議長は「現時点では投資家が利回りを求めている兆候も やや見られるが、明らかに金融安定の脅威となる信用の急速な伸びやレ バレッジの目立った増加、顕著な資産バブルなどの傾向が幅広く出てい るとは考えていない」と説明した。

原題:Yellen Says Fed Should Press on With QE Amid Limited Risks (抜粋)

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