米ゴールドマンとシティ、サイバー攻撃のリスクを警告

米ゴールドマン・サックス・グルー プとシティグループは、サイバー攻撃に対する警戒を強めた。米政府は 銀行や政府機関に対応強化を働き掛けている。

両社は先週の当局への年次報告で、オンラインおよびモバイルバン キングがシステムへの侵入や業務妨害の新たな入り口となる可能性があ ると指摘。米銀大手が昨年見舞われたような、ウェブサイトの負荷を過 大にすることによって利用者のアクセスを不可能にする攻撃に対して両 社が脆弱(ぜいじゃく)だとしている。

銀行のウェブサイトを機能不全とする試みの背景に外国政府や組織 犯罪団体、テロリストグループなどがいることが疑われるとして、米銀 は自衛のためのコストが上昇すると警告している。

セキュリティー調査会社ポネモン・インスティチュートのローレン ス・ポネモン会長は「情報開示が増えているということは事態が悪くな っていることを示す警鐘だ」と述べた。

昨年12月にはバンク・オブ・アメリカ(BOA)やJPモルガン・ チェースなどの金融機関が攻撃を受けた。米地銀2位のPNCファイナ ンシャル・サービシズ・グループも年次報告で、そうした攻撃の結果と してのコスト増大の可能性を指摘した。

ウェブサイトのトラフィックを急増させサイトや決済システムへの アクセスを不可能にする攻撃では、攻撃側が資金や顧客情報を入手でき るわけではないが、システム担当者の注意をそらして口座内への侵入を 容易にするリスクもある。

原題:Goldman Sachs Joins Citigroup in Expanding List of Cyber Threats(抜粋)

--取材協力:Eric Engleman、Dakin Campbell、Rick Green.

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