石油資源開:加シェールガス事業に参画-年120万トン日本に

石油開発で国内第2位の石油資源開 発は4日、マレーシア国営石油会社ペトロナスと共同でカナダ西部のブ リティッシュ・コロンビア州でシェールガスを生産し、液化天然ガス (LNG)にして輸出する事業に取り組むと発表した。

同社は、ペトロナスがすでにシェールガスを生産し販売している同 州ノース・モントニー地域の鉱区の権益10%を取得することで合意。さ らに、ペトロナスがカナダ西岸のレルー島で計画中の年産1200万トンの 液化プラントなどを含んだ「パシフィック・ノースウェストLNGプロ ジェクト」の権益10%も取得する。この比率に応じて、年120万トンの LNGを同プロジェクトから引き取ることを予定している。

都内で会見した石油資源開発の斉藤満常務は、同社が引き取る LNGについては、全て国内向けに供給する方針を明らかにした。受け 入れには、建設計画の事業化調査を現在行っている相馬LNG基地(福 島県新地町)を活用する考えだという。

ペトロナスはプラントの建設コストを90億-110億カナダドル (約8000億-1兆円)程度と見積もっており、石油資源開発も10%の出 資比率に応じたコストを負担する予定。1000億円近くに膨らむコスト負 担について斉藤氏は「制度金融、商業金融などを組み合わせた有利な資 金調達手段を検討する」と話した。権益の取得費用については非公表。

同LNGプロジェクトのオペレーター(操業主体)であるペトロナ スは、2014年末までに最終投資決定(FID)し、18年末の生産開始を 目指している。内陸のガス田から西海岸の輸出基地に向けては、カナダ の大手パイプライン事業者トランスカナダが、ロッキー山脈を貫く全 長750キロメートルのパイプラインを敷設する予定で、両社はトランス カナダに利用料を支払う。

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