米雇用の改善、FRB議長の労働市場分析を裏付けるとの見方

米オクラホマ州オカッシュ在住のビ ッキー・クックさん(52)は約4カ月間で50件の求人に応募した後、2 週間前に職を得た。前の会社で職を失ったクックさんは「本当にありが たかった」と語った。

米国の1300万人の失業者にとって、一時は過去最長となった失業期 間が短縮しつつある。米労働省の統計によると、失業期間の中間値 は2010年6月の25週から今年1月には16週となった。雇用が拡大し、長 期失業問題に解決の糸口が見え始めるとともに、1求人当たりの応募者 数は減少している。

2010年のノーベル経済学賞受賞者、デール・モルテンセン米ノース ウェスタン大学教授は、バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議 長の米労働市場に関する見解は現在の雇用情勢によって裏付けられると 語る。同議長は米労働市場は依然として柔軟であり、1980年代に欧州で 見られたような失業率が長期にわたり高止まりする「ヒステリシス」現 象は起きていないと主張した。モルテンセン教授の分析は、金融刺激策 を継続すれば回復は一段と迅速になり得ることを示唆する。

求職活動の研究の草分けであるモルテンセン教授は「積極的な金融 政策がインフレを誘発する脅威はほとんどない」と指摘。「家計消費と ともに市場は正常に戻るだろう。時間を要するが既に表れ始めているよ うだ」と述べた。

原題:Joblessness Down as Bernanke View of Cyclical U.S. Weakness Wins(抜粋)

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