米低金利政策はあと2年余り継続へ-スワップ市場が示唆

米国債相場を支えてきた債券購入プ ログラムを連邦準備制度理事会(FRB)が終了するという気配だけで 米国債利回りは先月、昨年4月以来の高水準に上昇した。だが短期金融 市場の動きが参考になるなら、こうした反応は見当違いだ。

利回りは上昇したものの、フェデラルファンド(FF)金利誘導目 標の先行きを占う際にトレーダーが使うオーバーナイト・インデック ス・スワップ(OIS=翌日物無担保コールレートと固定金利を交換す る金利)を見ると、あと2年余りは0-0.25%の目標レンジが上昇する ことはなさそうだ。米国債金利の変動性の見通しを追跡するバンク・オ ブ・アメリカ(BOA)メリルリンチのMOVE指数には、価格変動が 高まることはないとの投資家の見方が示されている。

直近の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録で、毎月850億ド ル(約7兆9400億円)の債券購入を継続する必要性に当局者の疑念が示 され、米国債売りにつながったものの、相場により大きな影響を及ぼし ているのは金利の先行きに関する当局者発言だ。バーナンキFRB議長 は先週の議会証言で、雇用市場が「大幅に改善」しない限り、債券購入 を終了しないとの立場を示した。

オッペンハイマーファンズ(ニューヨーク)の債券最高投資責任者 (CIO)、クリシュナ・メマミ氏は「FRBは短期金利の方向性につ いて極めて明確にしてきた」と指摘。「完全にデータ主導」であり、 「近いうちに」FRBが満足するほど「データが改善」することは予想 されていないと2月27日の電話インタビューで語った。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによると、10年物米国債利回 りは先週、12ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し1.84% と、昨年8月31日終了週以来最大の低下を記録した。メマニ氏は今年の 利回りのレンジを1.8-2.25%と予想している。

原題:Bond Bears Collide With Swaps Showing Low Rates for Two Years(抜粋)

--取材協力:Anchalee Worrachate、Vivien Lou Chen.

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