ECBクーレ理事:債務危機は弱者に打撃-解決の責務は政府に

欧州中央銀行(ECB)のクーレ理 事は2日、経済危機が「より弱い立場にある社会集団に偏って影響す る」ため、欧州は社会契約のリバランスが必要だとの認識を示した。

同理事は米マサチューセッツ州ケンブリッジのハーバード大学ケネ ディ政治学大学院で講演。失業期間が長過ぎると労働者の「雇用可能性 が失われ」、ユーロ圏の経済成長を損なう恐れがあると発言した。金融 政策には触れなかった。

クーレ理事はまた、債務危機が「国家主義の誘惑をあおっており、 これは協調的な解決に関するコンセンサスの達成や安定・成長への回帰 に役立たたない」と述べた。

同理事はソブリン債危機が各国政府によって解決されなければなら ないと指摘。「中銀は危機の影響を和らげることはできるが、各国政府 の断固たる措置の代わりを恒久的に務めることはできない」と語った。

クーレ理事は質疑応答で、国境を越える銀行破綻を解決する責任は ECBではなく欧州委員会あるいは欧州理事会が負うべきだと発言し た。

原題:ECB’s Coeure Says Europe Needs to Rebalance Its Social Contract(抜粋)

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