バフェット氏:バークシャーの設備投資加速へ-昨年19%増

著名投資家のウォーレン・バフェッ ト氏は、経済をめぐる懸念のため投資を控えた企業幹部はチャンスを逃 しているとの見方を示し、自身が率いる米投資・保険会社バークシャ ー・ハサウェイで今年設備投資を加速する方針を示した。

バフェット氏は1日付の株主宛て年次書簡で、「企業の最高経営責 任者(CEO)の間では昨年、多くの事業で利益や資金が過去最高水準 に達したにもかかわらず、資本配分の決定に直面すると『不確実性』を 理由に非常に懸念する様子がみられた」と指摘。「われわれはアクセル を踏み続ける方針であり、2013年に再び設備投資の記録を更新するのは ほぼ確実だ。米国では機会が豊富だ」と表明した。

バフェット氏は書簡で、バークシャーが昨年、鉄道や電力部門を強 化したことで、設備投資が98億ドル(約9170億円)に上ったことを明ら かにした。これは前年比19%増で、その大半が米国内での投資だとい う。

バフェット氏は米国経済について明るい見通しを示すことが多い。 バークシャー最大の事業部門が米国に本拠を置き、同氏の米国での資産 は500億ドル以上に上る。米議会では財政赤字縮小策で意見が分かれて おり、これが企業幹部を悩ませている。バフェット氏は1776年の米国の 独立宣言以来、将来は分からないのだから経営者が投資を控えるのは間 違いだろうとの見方を示した。

同氏は、「短期的な懸念のために大型で利益の見込めるプロジェク トを棚上げしているCEOがいたら、バークシャーに電話してほしい」 と強調した。

原題:Buffett Puts ‘Foot to the Floor’ on Berkshire’s Capital Spending(抜粋)

--取材協力:Margaret Collins、Zachary Tracer、Elizabeth Bunn.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE