ベルサニ氏:独自政権目指す-グリッロ氏と協力余地と盟友発言

更新日時

イタリア民主党のベルサニ党首は、 ベルルスコーニ前首相やコメディアンから転身したベッペ・グリッロ氏 の勢力との連携を模索することなく、自身の中道左派による独自政権の 樹立を目指す考えを示した。

ベルサニ党首は3日夜、国営RAI3のテレビ番組で、「われわれ は460人の議員を抱えており、これは中道右派の倍、グリッロ陣営の3 倍に相当する」と強調。「従って、われわれが第一声を発する」と述べ た。

2月24、25日のイタリア総選挙では、上下両院とも過半数を制した 勢力が現れず、政治膠着の懸念が高まった。ベルサニ氏は今のところ、 連立を模索しない考えを示しているが、過半数を持たない上院で政権樹 立に必要な信任をどのように得るかは明らかにしていない。

ベルルスコーニ前首相を中心とする勢力との連携の可能性は「非現 実的」だとした上で、「五つ星運動」を率いるグリッロ氏とも合意を探 る協議を行ったことはないと述べた。

プログラムは限定的に

広範な支持がない現状を踏まえてベルサニ氏は、汚職取締法や組織 犯罪対策、利益相反規制、政治コスト削減策など8つの課題に的を絞っ た「限定的かつ綿密な」政府プログラムを提案する方針を示した。

ベルサニ氏のインタビュー放映の数時間前に、同氏の経済政策スポ ークスマンのステファノ・ファッシーナ氏は「数カ月内に」再選挙が必 要かもしれないと発言していた。スカイTG24とのインタビューで、実 施時期は6、7月または夏季の後になる可能性があると述べた。

グリッロ氏はいずれの既成政党も支持しないと表明しているが、民 主党と連携して選挙を闘った「左翼・エコロジー・自由」(SEL)の ベンドラ党首はイタリア紙レプブリカとのインタビューで、ベルサニ氏 とグリッロ氏の協力の余地はあるとの考えを示した。グリッロ氏の批判 について「今はまだ初期段階だ。選挙という激震の後に心理的安定を取 り戻そうとしている時期で、グリッロ氏も苦労している」と話した。

新議会は15日に招集されることになっているが、ナポリターノ大統 領が新政権樹立に向けた早期協議入りを可能にするため、これを12日に 前倒しする可能性があると、レプブリカが報じた。その場合、新政権樹 立に向けた政党間協議は18日に開始できるという。

原題:Bersani Insists He’ll Form Italian Government Without Rivals (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE