FRB議長:時期尚早の利上げは景気拡大を妨げる恐れ

連邦準備制度理事会(FRB)のバ ーナンキ議長は1日、早過ぎる利上げは景気拡大を妨げる恐れがあると の認識を示した。低金利が債券投資家に痛手を与えているほか、投資家 の過剰なリスクテークを促しているとの批判は一蹴した。

バーナンキ議長はサンフランシスコ連銀での会議で、「時期尚早の 利上げは回復を阻止する高いリスクを伴うもようで、皮肉なことにさら に長い期間にわたって低い長期金利が続く可能性がある」と発言。「力 強い経済によってのみ、預金者や投資家は実質的に高いリターンを得る ことが可能だ」と述べた。

同議長は今週の議会証言で、借り入れコスト低下と成長促進による 効果がマイナス面の影響を上回るとして月間850億ドルの債券購入を擁 護した。この日の発言はFRBの金融緩和はなお妥当だという自身の主 張からさらに踏み込んだ内容だった。景気回復を実現することで長期金 利は徐々に上昇し、FRBが今利上げするより預金者はより大きなリタ ーンを確保できるとの見解を示した。

議長は「連邦公開市場委員会(FOMC)の予想通りに緩やかな景 気持ち直しが続き、失業率が少しずつ低下し、インフレ期待が2%付近 にとどまれば、長期金利はより正常な水準に向かって今後数年かけて徐 々に上昇すると見込まれるだろう」と述べた。

原題:Bernanke Says Premature Rate Increases Could Choke Off Expansion(抜粋)

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