オバマ米大統領:自動的な歳出削減の発動命令-成長の重しに

オバマ米大統領は850億ドル(約8 兆円)規模の自動的な歳出削減の発動を命じた。約10年におよぶ可能性 がある緊縮財政の始まりで、今年の経済成長の重しになる恐れがある。

ホワイトハウスは1日夜、強制歳出削減の発動命令を公布した。こ の日はデフォルト(債務不履行)を回避するため2年前に成立した法律 が定めた期限だった。米行政管理予算局(OMB)はプログラム削減の 具体的なリストを議会に送付した。政府機関が影響を受ける受託業者に 伝達し、職員に自宅待機を通知することで、こうした削減の影響は今後 数週間にかけてはっきりしてくる見通しだ。自宅待機の大半は4月まで 始まらないとみられる。

オバマ大統領は4人の議会指導者との協議後、「誰もがこうした削 減の痛みをすぐに感じるわけではないことを理解するのは重要だ」と し、「ただ痛みは実際に起きる」と述べている。

自動的な歳出削減に代わる措置めぐる民主党と共和党の協議はこう 着状態にある。オバマ大統領が代替措置に新たな税収を盛り込む必要性 を主張しているのに対し、ベイナー下院議長を中心に共和党はそれを拒 否している。

法律に基づく歳出削減額は9年間で1兆2000億ドルに及ぶ。このう ち850億ドル相当の削減が会計年度末までの残り7カ月間に実施され る。

原題:Obama Issues Order Setting Off ‘Slow Grind’ of Budget Cuts (1)(抜粋)

--取材協力:James Rowley、Margaret Talev、Sarah Pringle、Lu Wang.

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