米国株(1日):上昇、消費者マインド指数や製造業指数を好感

1日の米国株相場は上昇。この日発 動する強制歳出削減への懸念はあったものの、消費者マインド指数や製 造業景況指数が予想を上回ったことが材料視された。

クーポン共同購入サイト、グルーポンは大幅上昇。アンドルー・メ ーソン最高経営責任者(CEO)の解任が買い材料となった。インター ネットベースの顧客管理ソフト販売大手セールスフォース・ドット・コ ムも高い。2012年11月-13年1月(第4四半期)決算が予想よりも良好 だったことが好感された。資源のフリーポート・マクモラン・カッパ ー・アンド・ゴールドは中国の製造業統計を手掛かりに1.4%下げた。

S&P500種株価指数は0.2%上昇して1518.20。ダウ工業株30種平 均は0.3%高の14089.66ドル。

ビーコンクレスト・キャピタル・マネジメント(ボストン)の最高 投資責任者(CIO)、ケビン・ディブニー氏は、「これが18カ月前だ ったならば歳出削減パニックとなって、数百ポイント規模の変動があっ ただろう」と述べ、「つまり株式市場で政策当局者への信頼が失われた ということだ」と続けた。

米国の強制歳出削減

民主・共和両党は、向こう9年間で総額1兆2000億ドルに上る歳出 削減を回避する方法で対立。今会計年度(2012年10月-13年9月)は残 り7カ月間で850億ドルが削られる。

オバマ米大統領は、1日発動する強制歳出削減によって経済とって 「徐々にもたらされる痛み」だと述べた。

米供給管理協会(ISM)が発表した2月の製造業景況指数54.2 と、2011年6月以来の高水準となった。今年1月の米個人消費は前月か ら増加したが、所得は20年ぶりの大幅な減少となった。

中国の2月の製造業購買担当者指数(PMI)は前月に続き拡大ペ ースが減速した。またユーロ圏の2月の製造業景気指数は1年7カ月連 続の活動縮小を示した。

シカゴ連銀のエバンス総裁は28日、アイオワ州での講演で、「日本 が実施したように、われわれは緩和措置を性急に解除し、政策を損なわ ないよう注意する必要がある」と指摘した。

グルーポンが急伸

S&P500種は過去最高値まで約3%に迫っており、年初から は6.5%上昇している。2月は月間ベースで1.1%高、4カ月連続で上昇 した。

S&P500種産業別10指数のうち8指数が上昇した。ヘルスケア関 連や消費者サービス株が上昇した。

グルーポンは13%高。メーソンCEO解任前日に発表された決算は 投資家の失望を誘った。後任を探す間はエリック・レフコフスキ会長と テッド・レオンシス副会長が経営を担うという。

セールスフォースは7.6%高。第4四半期は利益と売上高がアナリ スト予想を上回った。顧客サービスのツール拡充が奏功した。

家電量販店ベスト・バイは4.6%高。11月-1月(第4四半期)決 算は調整後の利益がアナリスト予想を上回った。

原題:U.S. Stocks Climb as Economic Data Offset Federal Spending Cuts(抜粋)

--取材協力:Corinne Gretler、Lindsey Rupp、Whitney Kisling.

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