イタリア:ベルサニ氏はベルルスコーニ氏と連携否定

総選挙結果を受けて連立政権樹立の 模索が続くイタリアでは、民主党のベルサニ党首が、対立するベルルス コーニ前首相との連立を否定し、改革プログラムを示して全ての党から 信任票を得ることを目指す考えを明らかにした。同国紙レプブリカとの インタビューで語った。

ベルルスコーニ氏の自由国民を含めた大連立は民主党の「死を意味 するだろう」とベルサニ党首は同紙に語った。自身のプログラムへの支 持を議会で他の党に訴えるつもりだと付け加えた。「大連立という仮定 は存在しないし、将来も決してないだろう」と述べた。

今週初めの総選挙では上下両院で過半数を制した勢力が現れず、い わゆる宙ぶらりん議会の状態となった。コメディアンから政界に転じた ベッペ・グリッロ氏の反緊縮「五つ星運動」は下院で25%以上の票を得 ており、年内に再選挙となるリスクが生じている。ベルサニ陣営は下院 で過半数を辛うじて得たが、上院ではベルルスコーニ氏の協力がなけれ ば法案を通せない情勢だ。

レプブリカによると、ベルサニ氏は6日の党会議で政治プログラム を提示し、新政権の首班に立候補する計画だと語った。「緊縮だけでは 破滅につながる」として、欧州は財政引き締め政策を緩和し雇用に重点 を置くべきだと論じた。「債務と赤字の圧縮はひとまず置いて、中期的 な目標とすべきだ」と述べたという。

ベルサニ氏は同紙に、自身の案には議会の定数を半減させること、 汚職と利害相反を防ぐ法律の強化、環境重視の経済推進などを盛り込む と語っている。選挙法の改正も「もちろん優先事項だ」とも指摘した。

上院で54議席を得た五つ星のグリッロ氏は、同グループが法案ごと に判断して票を投じると述べている。民主党や他の党に信任票を投じる ことはないとブログに記していた。ベルサニ氏はこれについて、「それ では十分ではない。政権は信任投票から誕生するのだから」とレプブリ カ紙に語ったという。

原題:Bersani Rejects Deal With Berlusconi in Repubblica Interview(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE