今日の国内市況(3月1日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場 は以下の通り。

●TOPIX高値更新、金融緩和や業績改善期待-内需株強い

東京株式相場は続伸し、TOPIXは昨年来高値を更新した。日本 銀行の次期執行部による大胆な金融緩和や企業業績回復への期待が高ま り、内需関連株中心に高い。不動産や倉庫・運輸、陸運、食料品、金融 といった金利低下、規制緩和の恩恵を受ける業種の上げが大きかった。

TOPIXの終値は前日比8.67ポイント(0.9%)高の984.33、日 経平均株価は47円2銭(0.4%)高の1万1606円38銭。TOPIX は2010年4月30日以来の高値水準。

プリンシパル・グローバル・インベスターズの板垣均社長は、「こ れまでの株価上昇は売られ過ぎが戻っただけ」だと分析。為替の円安進 行により、「日本は2-3年タームで息を吹き返すとみており、そのグ ロースはまだ株価に織り込まれていない。降りるには早い」との認識を 示した。

●債券続伸、追加緩和期待で長期金利10年ぶり低水準-超長期債に買い

債券相場は続伸。先物中心限月は約3カ月ぶりの高値を付けたほ か、長期金利は約10年ぶりの低水準をつけた。日本銀行の新体制による 追加緩和期待に加え、年金基金などによる超長期債への買いが入ったと みられている。

SMBC日興証券金融経済調査部の山田聡部長は、「超長期ゾーン の金利低下が加速したのは売り方の買い戻しが一因。週初から年金基金 などの年限長期化需要が膨らみ、こうした投資家の買いに応じた証券会 社のほか、インデックス(債券指数)対比でアンダーウエートだった向 きの買い戻しが殺到した」と説明した。

現物債市場では、超長期債が大幅に上昇した。午前の取引では相場 全体の金利低下圧力となった。新発20年142回債利回りは一時5ベーシ スポイント(bp)低い1.555%、新発30年37回債利回りは6bp低 い1.75%と、それぞれ昨年7月以来の低水準をつけた。

●ドル・円92円半ば、米強制歳出削減の行方を見極め-きょう発効予定

東京外国為替市場では、ドル・円相場が1ドル=92円半ばを中心に 推移した。イタリアの政局混迷を警戒したリスク回避の動きが一服する 一方、米国では強制歳出削減の発効予定が迫っており、全般的に様子見 姿勢の強い相場展開となった。

午後4時半現在のドル・円相場は92円52銭前後。株価の上昇につれ て、午後に入り一時92円73銭まで強含んだが、ドル買いは続かず、その 後92円44銭までじり安となった。

クレディ・アグリコル銀行外国為替部の斎藤裕司ディレクターは、 「強制歳出削減に関しては補正予算とパックで、そこに間に合えばいい との楽観もあり、今のところ取引に影響はない」と説明。「月末の需給 相場が終了したことで、日本株の堅調さを見てクロス円(ドル以外の通 貨の対円相場)は小じっかりだが、週明けの黒田日銀総裁候補の所信聴 取も注目されており、小じっかりの中でも様子見ムードだ」と話した。

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