米国:歳出の強制削減は不可避か-1日に発動期日迎える

オバマ米大統領は1日午前、発動期 日を迎えた850億ドル(約7兆8700億円)規模の連邦歳出の強制削減回 避を目指して議会指導者と交渉する。ただ、民主・共和両党の議員はこ こから打開策が生まれるとは思っていない。

会合には共和党からベイナー下院議長とマコネル上院院内総務、民 主党からリード上院院内総務とペロシ下院院内総務が出席する予定。

両党は向こう9年間で総額1兆2000億ドルに上る歳出削減を回避す る方法で対立。今会計年度(2012年10月-13年9月)は残り7カ月間 で850億ドルが削られる。共和党は歳出削減の一部を富裕層増税に置き 換える民主党案を拒否している。

オバマ大統領は2月28日の声明で、「政治の機能不全の代償を中間 層が払い続けることはできない」と訴えた。強制削減は大統領令に基づ き正式に発効される。強制削減の回避に残された時間は午後11時59分ま で。

ベイナー議長は28日、ワシントンでの記者会見で、「政府のために 国民からあとどれだけの金を奪いたいと言うのか。私はもうこれ以上し たくない」と語った。

上院は同日、強制歳出削減に代わる措置として民主、共和両党がそ れぞれ提出していた代替法案を採決に持ち込むための動議をいずれも否 決した。歳出の強制削減が発動される期日を迎えながらも、議会では何 ら新たな行動は予定されていない。

原題:Congress Leaders to Meet With Obama as U.S. Spending Cuts Begin(抜粋)

--取材協力:James Rowley.

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