日産自の中国向け「ティアナ」、対日感情のバロメーターに

中国では昨年、尖閣諸島問題をめぐ り反日デモが起きた後に日本車の販売が急減した。日産自動車は車内の 静かさと燃費向上を実現した新型セダン「ティアナ」で、中国人ドライ バーの購入意欲を再びかきたてたい考えだ。

日産自は2月26日、昨年の暴動で日系の店舗などが破壊があった広 東省広州で新型ティアナを発表。同社は同モデルが中国での販売回復の きっかけになることを期待している。昨年9月の反日デモ後、日本の自 動車メーカーが中国で主要な新モデルを投入するのは初めて。ティアナ は日本ブランドに対する中国人の感情を測るバロメーターとなる。

日産自によれば、新型ティアナの燃費効率が競合するフォルクスワ ーゲン(VW)の「マゴタン」、トヨタ自動車の「カムリ」、ホンダの 「アコード」、シボレーの「マリブ」などを上回る。

中国の東風汽車との合弁会社が設計した新型ティアナは従来のモデ ルより大きく、カムリやマゴタンより車内スペースが広い。中国人ドラ イバーは車内の静かさを重視するため、日産自は防音を強化し、悪路対 策として車高を高くした。

日産自のアンディ・パーマー副社長は「この市場向けに中国人顧客 に明確に焦点を絞って主要モデルが設計されたのは初めてだ」と説明し た。

新型ティアナの買い手は競合車より高い価格設定を受け入れると日 産自は期待している。中国の自動車価格情報サイト「易車網」による と、新型ティアナの価格は最低約19万元(約283万円)と、アコードや カムリ、マリブの基本モデルを約4000-2万8000元上回る。

原題:Nissan’s Teana Tests Chinese Willingness to Buy Japanese: Cars(抜粋)

--取材協力:.

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