ウィズ:ヘッジファンド型運用に参入、米ミレニアムから石見氏を採用

野村証券出身の安東俊夫氏が社長を 務める未公開株(PE)投資のウィズ・パートナーズは、市場趨勢(す うせい)に比べて収益超過を目指すヘッジファンド型の運用業務に参入 する。債券運用の責任者として米ヘッジファンド、ミレニアム・マネジ メントのアジア部門から石見直樹氏を1日付で採用した。

安東氏によると、運用対象は国内外の債券と為替で、元本を重視し 年間10%程度の収益を目指す。内外の投資家から私募で100億円集め、 早ければ7月にも運用を開始する。運用開始に向けて3名程度採用する 見込みだ。同氏は、債券運用を中心に据えたことについて「ニーズが強 く、株式運用に対するヘッジにもなるのではないか」と話した。

採用された石見氏は、副社長・債券運用部門CIO(最高投資責任 者)に就任する予定。同氏は、多くの運用会社では預かり資産の増加が 目的になっているようにみえるが、「本来は顧客の資産を増やすことが 使命」として、ブティック的な運用業者が必要だと強調。デフレ脱却を 目指す安倍政権の発足で、運用環境の潮目が変わり、ボラティリティ (変動率)が上がっている時は投資の機会だとの見方を明らかにした。

石見氏は1981年に旧日本興業銀行に入行、外国為替トレーダーや米 国債券のポートフォリオチームヘッドなどを務めた。その後は野村アセ ットマネジメントやJPモルガン銀行を経て、2012年からミレニアム・ キャピタル・マネジメント・アジアの東京支店でマネージング・ディレ クターとしてグローバルマクロ運用を担当していた。

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