中国:2月の製造業PMI低下、予想に届かず-新政権に課題

中国の2月の製造業購買担当者指数 (PMI)は政府と民間の統計がともに市場予想を下回り、中国の景気 回復が勢いを失いつつある状況を示唆した。

中国国家統計局と中国物流購買連合会が1日発表した2月の製造業 PMIは50.1と、1月の50.4から低下し、5カ月ぶりの低水準となっ た。英HSBCホールディングスとマークイット・エコノミクスが同日 示した中国製造業PMI改定値は50.4で、4カ月ぶりの低水準。1月 は52.3だった。両指数は50を上回ると製造業活動の拡大を表す。

統計局が発表したPMIでは中小企業の製造業活動の縮小が示さ れ、今月の全国人民代表大会(全人代)後に発足する新政権が直面する 逆風の強さを浮き彫りにした。次期首相への就任が確実視されている李 克強副首相は、インフレ再燃や銀行の不良債権増加を引き起こすことな く、景気回復を維持する任務を負うことになる。

シンガポールのオーバーシー・チャイニーズ銀行(OCBC)の中 国担当エコノミスト、謝東明氏は「景気回復の勢いは明らかに弱い」と 指摘。「統計局のPMIは、ほぼ拡大と縮小の境目だ。春節(旧正月) の連休という季節要因だけでは説明できない」と述べた。

ブルームバーグ・ニュースがまとめた市場関係者31人の予想(中央 値)では、統計局のPMIは50.5が見込まれていた。新規受注の指数 が50.1と、5カ月ぶり低水準。輸出受注は2カ月連続で縮小を示した。 HSBCの指数はエコノミスト14人の予想中央値が50.6、2月25日発表 の速報値が50.4だった。

購買連合会は春節(旧正月)の連休があったため、2月の指数低下 は自然だとの見解を示した。中国国務院発展研究センターの張立群研究 員は連合会の発表資料で、この日の指数は「経済成長が回復から安定化 に向かう」ことを示していると指摘した。

原題:China’s Manufacturing Expands at Below-Forecast Pace: Economy(抜粋)

--取材協力:Ailing Tan、Shamim Adam、Karl Lester M. Yap、Regina Tan、Penny Peng.

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