米シカゴ連銀総裁:性急な刺激策停止は米経済を圧迫の恐れ

米シカゴ連銀のエバンス総裁は28 日、景気刺激策の性急な停止によって米景気拡大が抑えられる事態を米 連邦準備制度理事会(FRB)は回避する必要があるとの見解を明らか にした。

エバンス総裁はアイオワ州での講演で、「日本が実施したように、 われわれは緩和措置を性急に解除し、政策を損なわないよう注意する必 要がある」と指摘。「われわれはこうした危険性に留意しながら、気を 緩めず、自らのアプローチから逸脱しないようにする必要がある」と強 調した。

総裁はさらに、「依然として逆風は強く、下振れリスクは多いた め、前進が妨げられる恐れがある」との認識も示した。同総裁は今年の 米連邦公開市場委員会(FOMC)の投票メンバー。

総裁は今年の経済成長率を2.5-3%、来年を3.5-4%と予想。失 業率については来年末までに7%に「近づくか、もしくは若干下回るか もしれない」と述べた。経済成長のリスクとしては、政府の予算削減や 未解決の欧州債務危機などを挙げた。

FOMCは1月、失業率が6.5%を上回り、インフレ率が2.5%超え ないと予想される限り、政策金利をゼロに近い水準に据え置く方針をあ らためて示した。エバンス総裁は28日の講演で、失業率が15年半ばまで に6.5%の水準に低下すると予想し、「米経済が14年までに脱出速度に 達するのを助ける上で適切な政策を当局は導入していると楽観してい る」と語った。

エバンス総裁は最も強硬に追加刺激策を主張してきた当局者の1 人。11年のFOMCでは追加緩和を主張して委員会決定に反対票を2回 投じた。同総裁は事実上のゼロ金利政策を経済指標と関連付ける手法を 初めて提案したFOMC参加者。この手法は昨年12月のFOMCで採用 された。

原題:Fed’s Evans Says Ending Stimulus Too Soon Risks Choking Recovery(抜粋)

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