家庭内の男女平等は迷惑-法改正にコートジボワールで反発

ユージニー・クラモーさんは、コー トジボワール政府が、クラモーさんの法的地位や財政上の立場の改善に つながる法律を制定したことに対して腹を立てている。

「法案を採決した時、議員らは女性の幸せについて考えたのか疑わ しい。結婚するのさえ難しいのに、この法律の制定でもっと大変になる だろう」。住宅清掃業に携わる既婚女性のクラモーさん(52)はそう語 る。

男性を世帯主とする規則の撤廃に対し、コートジボワールでは多く の女性たちから怒りの声が上がった。新政策の導入に伴い、女性たちは 給与の手取りが増え、夫の同意なしに起業が可能になったり保有する資 金の使い道の選択肢が増えたりするにもかかわらず、結婚で保証される 生涯の経済的な安定を得られなくなると主張する。

連立与党が法改正に反対したため、ワタラ大統領は昨年11月に政権 を解散した。法案は同大統領が新首相を任命してすぐに承認され、同国 は米ミレニアム挑戦公社から最大10億ドル(約930億円)の開発資金を 受ける資格を得た。この資金はコートジボワールの経済成長率を今年 9%に押し上げる計画の実現に向け利用される見通しだ。

妻の旅行や銀行口座開設、就職を夫が禁止することができていた法 律の改正は、宗教団体幹部や新聞のコラムニスト、国民の男女双方から 激しい反発を受け、フェイスブックや主要ニュースサイトには数百件の コメントが寄せられている。

法改正への反対派は、アフリカ文化は根本的に欧米とは異なり、欧 米の考え方を「模倣」しようとすべきではないと主張。アビジャンのノ ートル・ボワ紙は社説で「家庭内の完全な男女平等を規定する法律はア フリカの法律としてふさわしくない」との見解を示した。

原題:Ivory Coast’s Women Reject Equality in Head-of-Household Debate(抜粋)

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