10-12月期の設備投資は5四半期ぶりのマイナス、予想上回る減少

昨年10-12月期の企業の設備投資額 は、前年同期比で5四半期ぶりのマイナスとなった。下落率は事前予想 を上回った。一方で、円安に伴う経営環境の改善などから収益はプラス 基調を維持している。

財務省が1日発表した法人企業統計によると、同期の設備投資額は 前年同期比8.7%減だった。内閣府が8日発表する10-12月のGDP (国内総生産)の改定値に反映されるソフトウエアを除いた額は 同7.2%減。ブルームバーグ・ニュースのエコノミスト調査による予想 中央値はそれぞれ同7.2%減、同6.5%減だった。

一方、売上高は前年同期比6.8%減少したものの、経常利益は 同7.9%増だった。業種別では、情報通信機械や輸送機械、不動産など が増益となった。

みずほ総合研究所の前川亜由美シニアエコノミストは統計発表前の リポートで、企業収益の状況について「円安による輸出採算改善の効果 が一部に表れるほか、タイの洪水の影響で前年の利益水準が低かった反 動もあり、製造業、非製造業ともに前年比増益となったもよう」との見 方を示した。

法人企業統計は資本金1000万円以上の企業を対象に3カ月ごとに調 査。主要企業の設備投資や売上高、経常利益などの動向を捉えている。

--取材協力:Keiko Ujikane. Editors: 小坂紀彦, 淡路毅

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE