米ゴールドマンがM&A助言番付首位-野村12位、みずほ19位

豚ひき肉の缶詰「スパム」を製造す る米食品加工業者ホーメル・フーズが今年1月、英・オランダ系ユニリ ーバからピーナッツバターのブランド「スキッピー」を7億ドル (約650億円)で買収すると発表した際、アナリストはスパムにピーナ ッツバターを塗るようなまずい組み合わせだと冗談を言った。しかし、 市場はこの買収を評価、ホーメルの株価は翌日の取引終了までに7%も 上昇した。

2012年に入ってからというもの、世界的に景気が弱い中で、買収を 通じて中核事業の拡大に挑戦しようとする企業を投資家は評価してき た。企業の合併・買収(M&A)は低調だが、こうした状況は明るい部 分だ。ブルームバーグ・マーケッツ誌4月号が報じた。

JPモルガン・チェースの北米M&A共同責任者、ジェームズ・ウ ーレリー氏(ニューヨーク在勤)は、「相乗効果が得られるM&Aに向 かう企業を投資家が報いる状況が実際にある。それが合意につながるこ ともある」と述べた。

ブルームバーグのデータによると、世界のM&A成約額は昨 年8.7%減少して2兆2000億ドルにとどまった。欧州のリセッション (景気後退)に加え、財政改革が米景気を減速しかねない懸念を背景 に、企業の最高経営責任者(CEO)らはM&Aに慎重だった。

日本企業による買収増加

ブルームバーグ・マーケッツ誌が集計した2012年のM&A助言手数 料収入ランキングでゴールドマンが首位となった。同行の手数料収入 は17億7000万ドル。12年に4つの大型案件を手掛けたことが寄与し、10 年連続トップの座を守った。スイスの商品取引大手グレンコア・インタ ーナショナルによるスイスの資源会社エクストラータ買収で、ゴールド マンは助言役を務めた。これは昨年最大のM&A案件だった。

地域でみると、アジア企業による米企業買収案件が増えた。こうし たトレンドは今後も続く公算が大きいと、ブラックストーン・グループ の助言部門責任者ジョン・スタジンスキ氏は予想する。日本企業による 米企業買収は計740億ドルに達し、前年の440億ドルから増加した。この 中では、10月のソフトバンクによる米スプリント・ネクステル買収合意 が昨年最大の案件となった。

原題:Goldman Sachs Tops M&A List as Berkshire-Heinz signals Rebound(抜粋)

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