米国株:引け際に反落、歳出削減代替案の採決動議を上院が否決

28日の米株式相場は引け際に上げを 消した。株価指数銘柄の入れ替えに備えた取引となったほか、米民主・ 共和党がそれぞれ出した強制歳出削減の代替法案を採決に持ち込むため の動議が、上院で否決されたことが影響した。

百貨店JCペニーは17%安。約20年ぶりの低い通期売上高が嫌気さ れた。シアーズ・ホールディングスも安い。2012年11-13年1月(第4 四半期)決算で予想以上の赤字を計上したことが売り材料となった。

S&P500種株価指数は0.1%安の1514.68。一時は0.6%高に上昇し ていた。ダウ工業株30種平均は20.88ドル(0.2%)安の14054.49ドル。

PNCウェルス・マネジメントの主任投資ストラテジスト、ウィリ アム・ストーン氏は「差し迫った歳出削減が甚大な影響を及ぼすとは考 えていないが、不透明要素に対する一定の不安感やそれに連れてボラテ ィリティーが上昇するとの見方は常にある」と述べた。

MSCIは引け後にグローバル株価指数および米国株価指数に採用 する銘柄を入れ替えた。

国際通貨基金(IMF)のウィリアム・マレー報道官は、「現在、 米国での歳出強制削減は鍵となる問題の一つだ」とし、「つまり、 IMFが米国の成長予想や他の予想を見直す必要があることを意味す る」と述べた。

米国のGDP

昨年10-12月(第4四半期)の米実質国内総生産(GDP)改定値 は速報値のマイナスから上方修正され、辛うじてプラス成長となった。 貿易赤字がほぼ3年ぶりの低水準に縮小したことが寄与した。一方、国 防支出はベトナム戦争時代以来の大幅な落ち込みとなった。また先週の 新規失業保険申請件数は前週比で減少し、市場予想も下回った。

S&P500種は過去最高値まで約3%に迫っており、年初から は6.2%上昇している。2月は月間ベースで1.1%高、4カ月連続で上昇 した。

JCペニーが大幅下落

JCペニーは17%安。2013年1月通期の売上高は過去20年余りで最 悪だった。11年11月に起用されたロン・ジョンソン最高経営責任者 (CEO)が掲げる事業好転計画は厳しい状況に直面している。

同社11月-1月(第4四半期)決算では純損失が5億5200万ドル と、前年同期の8700万ドルから大幅に拡大した。通期売上高は25%減の 約130億ドルと、少なくとも1987年以降で最低だった。

シアーズは5.2%安。11-1月の赤字は4億8900万ドル(1株当た り4.61ドル)と、前年同期の24億ドル(同22.63ドル)の赤字からは縮 小したが、同社は2億8000万-3億8000万ドルの赤字を予想していた。 売上高は1.8%減の123億ドル。ブルームバーグがまとめたアナリスト2 人の予想は上回った。

ランジェリー店チェーン「ビクトリアズ・シークレット」を展開す るリミテッド・ブランズは上昇。11-1月(第4四半期)決算は14%の 増益だった。

原題:U.S. Stocks Fall as Senate Rejects Plans Replacing Sequester(抜粋)

--取材協力:Sarah Jones、Noah Buhayar.

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