英RBSの12年、赤字拡大-スワップや保険めぐる引き当てで

英銀ロイヤル・バンク・オブ・スコ ットランド・グループ(RBS)の2012年通期決算は、赤字幅が市場予 想を上回った。金利スワップや保険の販売をめぐる補償に備える引当 金11億ポンド(約1500億円)を積み増したことが響いた。

28日の同行発表によると、純損益は59億7000万ポンドの赤字となっ た。前年は20億ポンドの赤字。ブルームバーグ・ニュースがまとめたア ナリスト9人の予想中央値は51億ポンドの赤字だった。

RBSは米国のシティズンズ部門の持ち分売却のほか、資本強化に 向けた投資銀行事業の一段の縮小計画を明らかにした。

2008年に世界最大規模の銀行救済を受けたRBSでは、過去からの 負の遺産が業績回復に取り組むスティーブン・へスター最高経営責任者 (CEO)の足かせとなっている。455億ポンドを投じて同行を救済し た英政府は資金の回収を目指し、同行に一段の資産売却と資本増強を迫 っている。へスターCEOは発表文で「銀行業界全体と同様、当行も評 判の回復が大きな課題になっている。過去の誤りを正すため当局ととも に取り組んでいる」と説明した。

12年の収入は前年比6.9%減の259億ポンド。RBSは主要市場であ る英国内の成長が引き続き弱いとの見通しも示した。

狭義の中核的自己資本であるコアTier1比率は昨年末時点 で10.3%。より厳格な「バーゼル3」基準に基づくと7.7%で、最低基 準の8.5%に届かなかった。今年9%近くまで引き上げる方針を同行は 示した。

金利スワップをめぐる賠償に備え6億5000万ポンドを引き当て、昨 年8月の5000万ポンドに上積みした。ローンの支払保障保険については 4億5000万ポンドを積み増し、この問題での引当金の総額は20億ポンド を超えた。

原題:RBS Annual Loss Widens on Provision for Swaps, PPI Redress (2)(抜粋)

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