追加の原発再稼働、年内はない可能性-ウッド・マッケンジー

年内に日本の原子力発電所の追加再 稼働はなく、過去最高水準の液化天然ガス(LNG)需要が続くとの見 通しをウッド・マッケンジーが示した。

同社のアナリスト、ニコラス・ブラウン氏(シンガポール在勤) は27日、都内でのインタビューで、日本の原発の発電能力は2011年の東 京電力福島第一原発事故前の水準の約半分になるとし、再稼働には最長 で3年かかるとの見通しを示した。

原発の大部分が稼働停止となる中で、日本のLNG輸入は昨年、過 去最高の8730万トンを記録した。全54基中、稼働しているのは2基にと どまっている。電力会社が原発を再稼働するには、今年7月に発効する 予定の原子力規制委員会の新安全基準を満たす必要がある。

ブラウン氏は「原発の再稼働に関しては、14年初頭から15年の夏の 終わりまでに徐々に進むだろう。幾つかの日本企業と話したが、政府は 厳しい態度を示し決定までに長い時間がかかることを考えると3年はか かりそうだ」と述べた。

ブラウン氏は、再稼働が可能な原発は事故前の半分程度になるとの 見方の根拠として、一部原子炉の稼働年数などが安全ではないとの判断 につながる可能性があるためと述べた。

原題:Japan Won’t Start Nuclear Plants in 2013, Wood Mackenzie Says(抜粋)