ミルケン氏のグッゲンハイムとの関係をSECが調査-関係者

「ジャンク債の帝王」として名をは せた後に証券詐欺で業界を永久追放されたマイケル・ミルケン氏が、資 産運用会社グッゲンハイム・パートナーズへの助言役に携わっていた疑 惑が浮上、米証券取引委員会(SEC)が調査している。事情に詳しい 関係者が明らかにした。

情報は非公開だとして関係者が匿名を条件に述べたところによれ ば、グッゲンハイムへ自ら投資しているミルケン氏が同社に積極的に助 言する役割を果たし、実質的に他の顧客の資金を運用したかどうかが調 査対象となっている。同氏もグッゲンハイムも不正行為で摘発されてい ない。

1980年代にドレクセル・バーナム・ランバートでジャンク債取引責 任者だったミルケン氏は、90年の証券詐欺で有罪を認めて1年10月服 役。証券業界から永久追放処分となり、証券仲介や投資助言行為を禁止 されている。

グッゲンハイムは昨年、米大リーグのロサンゼルス・ドジャーズを 買収したグループに加わったことで注目を浴びた。同社は昨年9月にも 独立系のテレビ番組製作会社ディック・クラーク・プロダクションズ を、マンダレー・エンターテインメントとモザイク・メディア・インベ ストメントと共に買収している。

慈善事業家

ミルケン氏をめぐるSECの調査を先に報じていた米誌フォーチュ ンによれば、グッゲンハイムはSECの召喚状に応じ取引記録や電子メ ールを含む書類を提出した。グッゲンハイムのPR担当ディレクター、 トーリー・フォンアルト氏とジョン・ネスターSEC報道官はコメント を控えた。

ミルケン氏はここ20年ほど、慈善活動家として活動しており、前立 せんがんやてんかんの研究に資金を援助したり、ミルケン・ファミリー 財団を通じて大学向け奨学金を提供したりしている。

ミルケン氏のシニアアドバイザーを務めるジェフリー・ムーア氏に コメントを求めたところ、同氏はフォーチュンに提供したコメントのリ ンク先を示した。その中でミルケン氏は、自身と家族の投資について時 々アドバイザーや資金運用担当者と話し合うが、投資家としてだけの行 為だと説明。どのような形でも証券業界に身を置くつもりはなく、そう 解釈される可能性のある行動は回避していると述べている。

原題:SEC Said to Probe Milken’s Guggenheim Ties for Ban Violation(抜粋)

--取材協力:Robert Schmidt、Charles Stein、Alexis Leondis.