【個別銘柄】東芝やコマツ高い、GSユアサ午後急伸、JPX急反落

きょうの日本株市場で、株価変動材 料の出た銘柄の終値は以下の通り。

東芝(6502):前日比5.2%高の427円。クレディ・スイス証券は27 日付で投資判断を「中立」から「アウトパフォーム」に、目標株価 を290円から560円に引き上げた。成長事業から安定事業へかじが切られ たNAND事業が収益底上げ要因になると指摘。2014年3月期連結営業 利益予想を3170億円から3550億円に、15年3月期を3380億円から3800億 円にそれぞれ増額した。

ジーエス・ユアサコーポレーション(6674):7.5%高の402円。ボ ーイング787型機のバッテリーで不具合が発生した問題で、ボーイン グ社の民間航空機部門のレイモンド・コナー社長兼CEO(最高経営責 任者)はきょう午前、太田昭宏国交相との会談後に、GSユアサ製バッ テリーを今後も継続使用する意向を示した。

コマツ(6301):3.7%高の2338円。14年3月期の連結営業利益 は、今期予想(2300億円)を大きく上回り、3000億円を超える公算が大 きい、と28日付の日本経済新聞朝刊が報じた。円高修正が利益を押し上 げるほか、建設機械の中国需要回復や先進国を中心とする値上げも寄与 する、としている。

日本取引所グループ(JPX、8697):11%安の7060円。 TOPIXやMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスな ど、国内外の主要株価指数への組み入れに伴う、指数連動型ファンドか らの需要がきょうで一段落したほか、前日大引け時に急騰したことを受 けた反動の売りが膨らんだ。

日本板硝子(5202):5.4%高の117円。メリルリンチ日本証券は27 日付で、投資判断を「アンダーパフォーム」から「中立」に、目標株価 を70円から125円に引き上げた。フリーキャッシュフロー安定化に向け た構造改革の進ちょくを評価するほか、太陽光発電用ガラス事業の劣化 には歯止めがかかった公算が大きい、との見方を示した。

TBSホールディングス(9401):5.7%高の1173円。SMBC日 興証券は27日付で、目標株価を1050円から1350円に引き上げた。中核の TBSテレビやスタイリングライフグループなど、グループ横断的な経 費抑制の効果が発現していると指摘。想定以上にコスト抑制が効いてい るとして、13年3月期の連結営業利益予想を150億円から155億円(会社 計画154億円)に、14年3月期を155億円から165億円に増額した。

昭和電工(4004):3.6%高の144円。三菱UFJモルガン・スタン レー証券は27日付で、投資判断を「中立」から「アウトパフォーム」 に、目標株価を150円から200円に引き上げた。会社計画には、数量増や HDメディアの円安効果、減価償却費の減少を中心としたコスト削減効 果がフルに織り込まれていない、との見方を示した。

電通(4324):3.9%高の2884円。SMBC日興証券は27日付で目 標株価を2000円から2800円に引き上げた。円安を背景に自動車メーカー をはじめとする輸出系企業の業績モメンタム加速が見られ、広告需要も 従来予想を上回る見通しになった、と指摘。13年3月期の連結営業利益 予想を570億円から585億円に、14年3月期を600億円から615億円に増額 した。

東急不動産(8815):5.7%高の700円。ドイツ証券は27日付で、目 標株価を540円から640円に引き上げた。収益ビル購入による利益増加や 子会社によるマンション管理会社の買収効果、好調なマンション販売に よる分譲セグメントの収益増を織り込んだとしている。

オートバックスセブン(9832):3.7%高の3970円。3月31日時点 の株主を対象に1株を3株に分割する、と27日に発表した。最低投資金 額の低下による新たな投資家層の参加、株式流動性の向上を見込む買い が入った。

ジェイアイエヌ(JIN、3046):8.2%高の4860円。クレディ・ スイス証券は27日付で目標株価を3700円から5000円に引き上げ、投資判 断「アウトパフォーム」を継続した。足元では「JINS花粉Cut」が前年 比5倍前後と大幅増収で推移し、3月下旬発売の「JINS Sports」にも 期待できると指摘。今8月期業績について、おそらく会社側の上方修正 発表があるだろうとの見方を示した。

日本信号(6741):6%高の722円。野村証券は28日付の投資家向 けメモで、自動改札機の更新需要拡大による恩恵を受けるとの見方に変 化はないと指摘。同需要は従来想定以上で、鉄道信号の先行きの事業環 境も比較的良いとして、目標株価を660円から840円に引き上げた。