ソフトバンク孫氏の技光る-円安下でのスプリント買収で

ソフトバンクの孫正義社長が国内2 位の富豪になれたのは、リスクの取り方、そして避け方を知っているか らのようだ。

最近の典型例は、米スプリント・ネクステル買収における為替ヘッ ジだ。総額201億ドルに上る買収合意は円相場が1ドル=78円台だった 昨年10月半ばに発表。安倍晋三政権発足後の円安でドルが90円を超える 水準に上昇していた1月末の決算発表で孫氏は、買収資金は同82円20銭 でヘッジしていたため、2000億円近くを節約できると語った。

その際に孫氏は、円相場が変動するかもしれないと予期していたと 述べた。ヘッジをかけた時期は明らかにしなかった。

ステート・ストリート銀行の富田公彦金融市場部長は、円相場の変 動が非常に速かった中でのソフトバンクのヘッジは際立つと評価する。 実際に2000億円を節約できたならば、非常に幸運だと述べている。

スプリント買収は今年半ばの完了を目指しており、米当局の認可待 ち。米紙ニューヨーク・ポストは今月9日に関係者の話として、連邦通 信委員会(FCC)は買収審査を予定通りに行う方針だと報じている

28日のソフトバンク株価は前日比2.7%高まで買われている。午後 2時10分現在は同85円(2.6%)高の3415円。

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